ちいきのびお

町の工務店とつくるメディア

「ちいきのびお」とは、「住まいマガジン びお」と全国の工務店ではたらくWeb女子(Web広報担当者)とではじめた、町の工務店発のローカルメディア・コミュニティです。

「ちいきのびお」には、全国の工務店のHPやブログ、facebookやinstagramから発信された、工務店の日々の様子やその地域の旬な話題が集まります。

たとえば、『日本の食生活全集』(農文協)をもとに、各地域の食事の献立、作り方を調べ、実際に調理してみると、同じお雑煮でも餅の形や味付けが地域ごとで異なることに気づきます。同時期に旬な花・鳥、魚や山菜などを伝え合えば、桜前線のように地域の色が淡く浮かび上がるでしょう。

そんな身近な生活にかんするローカル情報をWeb女子が集め発信することは、器としてのハード面と暮らしというソフト面があってはじめて住まいは完成するという、本来のあり方を確認するきっかけにもなります。

ローカルメディアづくりは、地域と密接にかかわる工務店のWeb女子にとってはお手のものです。そこから工務店の個性も見えてきます。つまり、このページを覗いたら、全国の地域の特徴、旬な話題を知ることができ、ついでに自分好みの工務店とも出会えてしまうのです。

町の工務店の魅力を形に

いま、住まいづくりの分野では、デザインや設計の同質化が問われています。はじめて家を建てようとする人たちにとって、どの工務店がどんな仕事をしているのか、特徴を理解するためには多くの情報と向き合わなければなりません。大々的な広告をうつ大手ハウスメーカーではなく、作品性に富んだ設計事務所でもなく、丁寧に住まい手の声を聞き、生活の器を愚直に設計する工務店の仕事は、一見地味でわかりにくいのかもしれません。

工務店との出会いは、インターネットでの検索によって、容易になっているようで、選択肢が増えたことが、かえって決め手に迷ってしまうことも問題です。つまり、自分のイメージに合った工務店を選ぶことが、住まいづくりの最初の難関とも言えるのです。

では、何が工務店の個性と言えるのか。大きくは、地元の材料を生かした住まいづくりがあります。その土地の風土に合ったつくりで、その土地で採れた建材を用いて木の家を建てる。それが日本人の住まいとして一番身近で基本的な家の姿です。しかし、多くの人には、工務店が持つ地場のネットワークの広がりや奥行き、そしてその価値が伝わらずにいます。でも、それが他でもない工務店の強みでも魅力でもあります。

全国に点在する工務店がそれぞれに自社のある地域のローカル情報を生活の視点から発信していくことは、土地に根ざす本物の工務店であることが伝わる一つの手立てとなります。「ちいきのびお」は、工務店の魅力をよりわかりやすく伝えることのできるメディアなのです。

「ちいきのびお」がつなぐコミュニティ

各工務店のWeb女子たちによってHPやブログ、facebookやinstagramから発信されたローカル情報が、この「ちいきのびお」に集まり、工務店発ローカルメディアのネットワークをつくります。そうすることで、地域と関わり、人とネットワークし、コミュニティの拠点としての工務店のあらましが見えてくるでしょう。

「ちいきのびお」は、これから住まいづくりを始める人にとって、工務店を選びやすくなるだけでなく、町の住まいを見守り育てる地域の人にとっても、住まいづくりを介したつながりを築くきっかけとなること、さらにはローカルな情報を伝えるWeb女子同士の交流を生むことで、日本の風景をつくる大きな力となることを願っています。