内海聡

住まいのグラフィティ

Vol.21  葉山一色の家
内海聡建築設計事務所

カヤックフィッシングやキャンプを好みアウトドア志向のご家族は多くの友人が集まれる団欒の場を中心とした住まいを希望されました。その家族像と照らし合わせ、おおらかな空間に素朴な素材感が時間の移ろいとともに、表情を変えていくような住まいを提案したいと考えました。この家は焼杉板の外壁、手斧加工されたフローリング、7種類の骨材を使い分けたグラデーショナルな漆喰壁など趣のある素材感に包まれています。タープやハンモックなど愛用のキャンプ用具は時間帯や気候に応じて巧みに調整され、日頃、自然の中で逞しく培ったクライアントの感覚がこの家の中でも息づいています。

内海聡
内海聡

引き込みの木製建具でLDKと繋がるテラスでは、
愛用のキャンプ用品が普段使いされている。

内海聡

小上がりの和室よりLDKを見る。
間仕切りの3枚障子が蓋付の戸袋に収納されている。

内海聡外観

焼杉板と木製建具による西側外観は、
周囲の街並みに合わせボリュームを分節化した。

DATA
所在地:神奈川県三浦郡葉山町
用途:個人住宅
家族構成:夫婦+子供3人
構造:木造二階建て
敷地面積:101.3坪(335㎡)
延床面積:56.6坪(187㎡)
竣工年月:2016年8月
企画:WERKSTATT-WAL(橋本大輔)
設計:内海聡建築設計事務所(内海聡)
施工:高島工務店
写真:大沢誠一

内海聡

内海聡 

1976年神奈川県生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。河野有悟建築計画室など設計事務所勤務を経て、2010年内海聡建築設計事務所設立。2015年~文化学園大学造形学部非常勤講師。2017年グッドデザイン賞受賞。http://www.uchiumi-arc.com/

連載について

この連載は、住まいづくりの最前線を伝えるコーナーです。5日に1回ほどのペースで、建築事務所や工務店の最新事例をグラフィカルに紹介していきます。今日はどんな住宅と出合えるだろう、そんなワクワクした気持ちで覗いてください。