内観居間

住まいのグラフィティ

Vol.19  小さな現代町家Ⅱ
ぷらん・にじゅういち

各務原の工務店「いがみ建築工房」と共同で「小さな現代町家」という住宅シリーズをつくり続けています。これはその二軒目で愛知県犬山市の西三条に建ちました。
6メートル立方のベース(主屋)に3メートル幅のゲヤ(下屋)をL型に配置して、そこに庭を抱き込むというシンプルな構成です。木造のスタンダードハウスを意図したもので、この共通の型をもつ住宅が各務原近郊にすでに10軒ほど建っています。

趙 海光
表題写真/居間から庭をみる。庭はデッキと芝庭がフラットに連続して町に開く。
趙海光

正面が6m立方のベース、左がゲヤ

ぷらんにじゅういち

大きく張り出した軒下空間と、そこに吊り下げられたデッキ。

現代町家

吊りデッキから庭を見下ろす。右手はボックス型の箱窓。

小さな現代町家

居間の全景。左手はキッチン。

DATA
所在地  愛知県犬山市
用途   個人住宅
構造   木造二階建て
敷地面積 47.5坪(175㎡)
延床面積 28.3坪(93.6㎡)
設計   ぷらん・にじゅういち(趙 海光)
施工   いがみ建築工房(伊神建設株式会社)
写真   上田 明


趙海光  ちょう・うみひこ建築家

ぷらん・にじゅういち主宰。法政大学建築学科卒業。国産材を用いた現代型の設計に力を注ぎ、国産材の開発と普及を進める。「現代町家」の設計を提唱。編著者に『高山建築学校伝説』(鹿島出版会)

連載について

この連載は、住まいづくりの最前線を伝えるコーナーです。5日に1回ほどのペースで、建築事務所や工務店の最新事例をグラフィカルに紹介していきます。今日はどんな住宅と出合えるだろう、そんなワクワクした気持ちで覗いてください。