住まいのグラフィティ

Vol.6  世代をつなぐ碧南の家
イシハラスタイル

親世帯と子世帯の2棟分棟のプラン。良好な関係を保てるよう、親世帯の平屋と子世帯の2階建とでリビングを別々の階にずらした。2階建の1階には読書コーナーのあるサブリビングがあり、そこからお孫さんが祖父母のいる平屋へ遊びに行ける。
数十年後は平屋に子世帯が移るだろう。大きな箱をつくって間仕切りで切り分けるのではなく、小さな箱を世代を超えてくるくると使いまわす。
平屋と2階建の真ん中には共有の庭を設け、地元で採取できる石で石垣やアプローチをつくった。家庭菜園や実のなる木を植え、ともに働き、ともに楽しめる庭である。

石原真

1階の読書スペース。変化する将来にも向けた多目的なスペースでもある。端午の節句には五月人形が飾られていた。

東側道路外観。道路には子世帯の2階建が面し、奥に親世帯の平屋がある。気持ちの良い屋根のせデッキが見える。

すっきりとした屋根形状の親世帯の平屋。

縁台デッキからお孫さんが毎日のように飛び込んでくるという。ローテーブルは叔父さんの手作り品。

写真 上田明・石原真



石原真  いしはら・まこと

イシハラスタイル代表。1974年生まれ。県立西尾高等学校、愛知大学卒業。一級建築士であり、大工でもある。棟梁の志を持ちながら、地元・三河の豊かさを大切にする家づくりをめざしている。

連載について

この連載は、住まいづくりの最前線を伝えるコーナーです。5日に1回ほどのペースで、建築事務所や工務店の最新事例をグラフィカルに紹介していきます。今日はどんな住宅と出合えるだろう、そんなワクワクした気持ちで覗いてください。

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