生き生きと、活き活きとした、生活舞台を。住まいネット新聞「びお」

町の工務店ネット

びおネットの運営を担っている町の工務店ネットについて、ご紹介します。

町の工務店は、町の八百屋さんのようにお店を開いているわけではなく、よく分からない存在です。事務所を訪ねても無愛想で、およそサービス精神に欠けていて、注文をとる気があるのか疑われたりもします。
町の工務店の仕事は、超高層マンションを建築するのではなく、地上に近いところで生活する人たちの家を造ることです。家という建築物自体小さなものです。それを利用する人も家族という単位です。つまり住宅建築は、造る人も住む人も少人数です。

町の工務店カタログ

町の工務店カタログ

町の工務店ネットに加盟している全国の工務店を
地域別に検索できます。
お気軽にお問い合わせ下さい。

住まいを予防医学する本

住まいを予防医学する本

この本は、みんなでがんばって作りました。
それだけに、しっかり手渡したいと思っています。この本は非売品です。

スモール・イズ・ビューティフル

スモール・イズ・ビューティフル
町の工務店ネットは、スモール・イズ・ビューティフルをモットーとしています。この言葉を最初に言い出したのは、エルンスト・シューマッハーという人でした。彼がこの言葉をタイトルにした本を発行したのは1973年でした。そのとき人々は、何を悪い冗談を言いだしたのだと思いました。ビッグであることや、直線の広い道路を通すこと、高層ビルを建設したりすることが幸せだと感じていた時代に、それに逆行することを言い出したのですから……。
しかし、物質文明と巨大技術は、今、明らかに限界に来ています。そして、それを解決する手掛かりとして、この本が見直されるようになりました。
わたしたちは、スモールであることをつよさとし、誇りにしたいと思います。町の一員だからやれることを、建築の専門家の立場から大切にします。

書籍『住まいを予防医学する本』

予防医学する本チラシ
そんなわたしたちの存在を知っていただきたくて、ネットの出発にあたって、一冊の本を発行しました。『住まいを予防医学する本』です。
住まいは、家族を包む「いのちの箱」です。この本は建築寄りの本ではなく、どちらかというと生活寄りの本でした。発行時、町や山が元気なことまで予防医学と言っていいの、という指摘がありました。生活を包むものは、すべて予防医学の対象にしていいと考えました。
この本は、一般書店で売らないで、工務店から貸し本として届けられました。工務店の尽力で、町の図書館や、町医者の待合室や美容院に置かれたりもしました。この1年間で、つごう4000冊が工務店によって取り扱われています。
小さな町の工務店が集まって、こんな厚い本を作れたこと、結構評判がいいことは、わたしたちの誇りとなり、これから活動を進める上のバックボーンになると思います。

びおネットの方向と運営

ヒポクラテス
ヒポクラテス Hippocrates (紀元前460〜紀元前377年)
古代ギリシャの医者

ペッテンコーファー
マックス・ヨセフ・フォン・ペッテンコーファー Max Josef von Pettenkofer(1818〜1901年)
ドイツ〈バイエルン王国〉の衛生学者

カーソン
レイチェル・カーソン Rachel Louise Carson(1907〜1964年)
アメリカ内務省魚類野生生物局の専門官。海洋生物学者

メドウズ
ドネラ・H・メドウズ Donella H. Meadows(1941〜2002年)
アメリカの生物物理学者・環境学者

今度の「びおネット」も、建築の話はあるけれど(と、軽くみているわけではありませんが)、どちらかというと、生活寄りの話を多く取り扱いたいと考えています。それは、住まいは「生活の容器」だからです。どういう家族生活がそこで繰り広げられ、営まれているか、そのいわば受け皿が住まいです。だから、生活を考えることは、即、住まいを考えることでもあるのです。
しっかり考え合いましょう。知恵を出し合いましょう。おもしろくやりましょう。
「びおネット」のbioは、ドイツ語で生命(いのち)という意味です。ビオトープと言った言葉に用いられています。ネットは英語なので混合語で、言語学者に叱られるかも知れませんが、言葉にこめられた〈想い〉はお分かりいただけると思います。
そこでどう運営するかですが、編集委員会をつくりました。
メンバーは、編集長に小池一三(町の工務店ネット・奔走家)、編集委員に秋山東一(建築家)・田村浩一(島根県柿木村の工務店)・玉井一匡(建築家)・小野寺光子(イラストレーター)、副編集長に佐塚昌則(事務局)です。仕事場は離れていますし、みんな多忙な人ばかりですが、ここぞというときは集まって相談し、ふだんはほら、インターネットでやり取りしています。インターネットの時代だからこそ可能になったネットです。
実務は、小池一三が所長を務める小池創作所が担います。実務責任者を佐塚昌則が、スタッフとして上村麻美、望月洋子、杉浦木綿子があたります。

心ある工務店は、町の工務店ネットに参加しよう!

家のお手入れ

町の工務店ネットは、まだ資力がないので、「びおネット」は、多くの方々の協力を得て運営されています。参加者にとっては「おもしろい」ことが唯一の支えという状態ですが、「おもしろい」が、とんでもないものに発展するのが「今」でもあります。
けれども、お金があったら、いろいろやりたいこと、殊に調査したいことが山ほどあります。
たとえば、「猫の砂場の砂って大丈夫なのか」とスタッフが言い出し、ピーチの香りがするとパッケージに記された「猫の砂」など52袋も買ってきました。それをクロマトグラフィーで調べたりすると、結構お金が掛かります。これについては、三重の工務店せこ住研が大学の先生に相談してみると名乗りを挙げてくれましたが、これに類することはたくさんあります。そのすべてを「ご協力を」というだけでは通りません。

このネットの資金源は、町の工務店ネットに参加する工務店の会費によって賄われています。ほかにスポンサーは求めません。自由に、とらわれなくやりたいからです。町の工務店の大事は、住まい手の安全・健康なので、真っ直ぐにやれるのです。
まずは、これを読まれた工務店に呼びかけます。ぜひ、ご参加ください。個々を取り出すと小さくても、集まればパワーになりますので……。
そして工務店でない方には、あなたの町の工務店に、こんなネットがあるよとご紹介いただけると幸いです。

くわしい参加登録の要件はこちら

そのほかの町の工務店ネットの活動

スタンダードハウスの運動

「スタンダードハウスの運動」のページをご覧ください。これまでに類例のない取り組みだと注目が寄せられています。

れんれんゼミ

れんれんゼミ
「れんれんゼミ」は、町の工務店ネットと、協同組合もくよう連などの共催により、工務店のための勉強会を開いています。これまでに甲府・浜松・大阪で開かれています。二つのネットによる(連)ということもありますが、〈れん〉は鍛錬の錬でもあり、練習の練でもあり、コストを廉価なものにする廉であり、建築に焦がれる恋愛の恋でもあります。
このゼミでは、工務店の実践報告や建築事例の見学や、建築家によるレクチャーなど、いろいろなことを行っています

森里海連環学実践塾

森里海連環学
京都大学フィールド科学研究教育センターで始まった「森里海連環学」の実践塾(塾長:天野礼子)に、みんなで参加しています。C.W.ニコルさんの長野黒姫山アルファンの森に行ったり、高知の横波半島に行ったり、吉野の山に入り吉野林業の実際に触れたり、旺盛な取り組みが行われています。天野礼子さんは、びおネットが開始する「わたしの森・里・海」の選者でもあります。

 

実測調査活動

調査
調べなければ、ほんとうのことが分かりません。住まいの温熱環境と、室内空気質(特に揮発性有機化合物)について、地道に、根気よく実測活動を行い、その結果を分析し、webを通じて発表して行きます。

ペーパー「びお」の発行

ペーパーびお
この印刷物は、町の工務店ネットのニュースやトピックス、住まいの話題などを、ネットとは別のカタチで追います。(現在「ブックレットびお」へのリニューアルのため、一時お休みをさせていただいております)
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