森里海の色
柿木村の一輪挿し「ハギ」

萩

秋晴れの爽やかな空気の朝は大きな背伸びをしながら歩く。

山肌から枝垂れて萩の花が開いていた。

淡い桃色が深い緑の藪に映えている。

萩の花というと虚子の句を思い起こす。

「もてなしの女主人や萩の花」

我が家の茶箪笥に仕舞われている煤竹の茶杓入れに

この句が書かれてあった。

薄茶を立てる女主人の事を想像した。