今候のまとめ読み

啓蟄・桃始笑のまとめ   
伊藤博文がスリッパを盗もうとしたお話 他

猫と桃の花

2019年の「啓蟄(けいちつ)の次候・桃始笑(ももはじめてさく)」は今日までです。桃の花が咲き、春が来たと実感できる季節になりました。日本語の「もも」は、多くの実をつけることから「百(もも)」と言われた、など諸説があります。また中国では長寿を示す吉祥きっしょう図案で、邪気を祓う力があるとされていました。3月3日に桃の花を飾り、子供の成長を願うのも桃の花に邪気を払う力があると考えられていたからと言われています。

※:中国伝統の縁起の良い物・事(龍や鳳凰、四神から美しい草木などの動植物、さらには紋様など)を図で示したもの。

びおの歳時記

啓蟄 3/6~3/20 桃始笑 3/11~3/15

啓蟄・桃始笑

こよみの色

啓蟄 ねこやなぎ色 #D2CC94

・猫柳の花芽のような淡く繊細な、ややくすみのある淡い黄緑色。

桃始笑 若葉色わかばいろ #B9D08B

・明治以降の近代になって登場した色。伝統色の中では『苗色なえいろ』がもっとも近い色といえる。夏前の草木の若葉のようなやわらかい黄緑色のこと。夏の季語。春の色である『若菜色わかないろ』よりも少し青みが強い色で、夏前の爽やかな木々の葉を表す範囲の広い色になります。

ちいきのたより 第29回

松山市の優待券

松山市のすヽめ

愛媛県松山市 コラボハウスさん

全国の工務店さんが交代で書くちいきのたより。今回は愛媛県松山市のコラボハウスさんでした。松山市に移住するともらえる、市のおすすめ観光地を3箇所巡れる優待券。これを使って松山市の紹介を試みたコラボハウスさん。さて、一日で回れたかな?

2019.3.11公開

びおの七十二候

桃始笑・ももはじめてさく

桃始笑・ももはじめてさく

版画/たかだみつみ
文/びお編集部

厳しい冬が終わり、色と香りで春を告げる「桃の花」。そんな桃の花に昔の人は、長寿を願ったり邪気を払ってもらおうとしたり、深い願いや思いを託していたようです。

「桃始笑(ももはじめてさく)」にまつわるお話を編集部から2つ。ひとつ目は江戸時代の女流俳人・加賀の千代女の句を解説しています。もうひとつのお話は祖父江ヒロコさんのやわらかな絵と共に春の土手について。のどかな風景を思い浮かべながら読んでみて下さい。

2019.3.12公開

ジャパネスク 富士屋ホテル物語 第6話

伊藤博文も盗もうとしたスリッパ

一の六

文/山口由美さん
画/しゅんしゅんさん

ノンフィクション大賞に輝く「旅する作家」山口由美さんの長編連載小説第6話。虎造から語られ始めた富士屋ホテルの知られざる歴史。祐司は神風楼との関係性を知っていきます。次々と明らかになる新事実から目が離せません。伊藤博文がスリッパを盗もうとした件も気になります。

2019.3.13公開

森里海の色

アセビ

木版画が彩る世界「アセビ」

版画/たかだみつみさん
文/佐塚昌則

有毒なアセビ。花や樹皮を食べた馬が、まるで酔ったようにふらつくから「馬酔木」だとか、足の機能がそこなわれることで呼ばれた「足癈(アシジヒ)」が転じたなど、その名前の由来から毒の強さがわかります。小さく可憐で美しい白い総状の花をつける姿からは想像もできません。表と裏で性格が違う女性のようです。

2019.3.14公開

以上、啓蟄・桃始笑のまとめ読みでした。