配給制度が残る国・キューバで見た6つのキッチン

世界のキッチン おじゃまします! 
配給制度が残る国・キューバで見た6つのキッチン

キッチンは個人の料理の好き・嫌いに関わらず、必ずと言っていいほど家の中にある。どんなに小さい居住空間でもキッチンは欠かすことのできない存在だ。このキッチンに付随する炊事機能は世界共通だが、国が変われば料理が変わり、それに従って設えや暮らしのなかでの立ち位置も異なるのではないだろうか。その国の暮らしをキッチンから覗いてみようと思い、最初は社会主義国・キューバで取材することにした。現地で思わぬ縁がつながり取材した「6つのキッチン」から見えてきたのは、キューバの人びとの、小さい空間を上手に工夫して使う柔軟さと物がなくても自分たちで発明してしまう賢明さ、そして料理がキューバの人にとって非常に日常的な行為ということだった。

文・写真=山口祐加

山口祐加  やまぐち・ゆかフードプランナー・ライター

1992年東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部でインタビューとフィールドワークを学ぶ。卒業後、出版社とPR会社を経てフリーランスのフードプランナー、ライターとして独立。現在はWEBメディアを中心に執筆を行う傍ら、POP UPで居酒屋や社食を開くなど食に関するイベント多数も行う。好きな食べ物はお刺身とおみそ汁。