農的な暮らしがつなぐ「私たちの都市計画」人生フルーツ

農的な暮らしがつなぐ「私たちの都市計画」

「ていねいな暮らし」に憧れる向きが強まる中で、自然の恵みを実感できる農業に関心を寄せる人たちが増えてきました。積極的に園芸やベランダ菜園、地方移住などして自給自足を志向する20-30代の若者も目立ちます。
植物を育て、収穫物を共有することで、まちや人とのつながりを築いている人びとや活動があります。そこにある工夫や意味を探る中で、ゆたかな生活の輪をつなぎ、一人ひとりの生活から紡ぐ「都市計画」のありようも見えてきました。

文・写真=江口亜維子

江口亜維子

江口亜維子  えぐち・あいこ千葉大学大学院園芸学研究科博士後期課程在籍

1981年石川県小松市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、設計事務所で国内外の地域計画、建築企画設計に携わる。2012年より「カレーキャラバン」、2016年より「EDIBLE WAY食べられる道」開始。阿佐ヶ谷住宅(東京都杉並区)で暮らしたことがきっかけで、コモンスペースに関心を持つように。現在、エディブル・ランドスケープや共食活動を手がかりに、都市コモンズに関する研究を行う。