ちょっとした変化

2010-11-13 20:21

ご無沙汰してます。

すっかり秋も深まり、冷たい空気からは冬の気配も感じます。
前回の真夏の記事から、すっかり季節毎の更新になってしまい…反省です。

さて、そんな数ヶ月の間に、我が家は少しだけ変化しました。

まずは玄関。

玄関扉もいい色になってきました。<p>

玄関扉もいい色になってきました。

玄関内側のモルタルを猫に泣かされつつ何とか仕上げて以来、コンクリート打ちっぱなしのまま、見て見ぬ振りをしていた玄関ポーチ。
そこにやっとモルタルを引きました。
またしても協力してくれた庭師の裕也君、ありがとう!

玄関ポーチのアップ

玄関ポーチのアップ

ポーチにも天竜川で拾って来た石と、それから海で拾った陶器のカケラを少しだけ埋め込みました。
この陶器のカケラは夏にいつも行く葉山の一式海岸のはずれに、ビーチグラスと陶器のカケラが何故かとてもたくさん落ちている箇所があって、そこで拾い集めたもの。
海にもまれて程よく角が丸くなっているので怪我をする心配もありません。

それから、玄関を開けるとすぐ正面右側に見える洗面、脱衣所。
古い建具の引き戸を閉めても、半分は透明ガラス。
お恥ずかしい事に、お風呂の着替えも丸見え状態だったのですが、その透明ガラス部分に和紙を貼りました。

右側の建具です。

右側の建具です。

手すきの和紙を貼りました。

手すきの和紙を貼りました。

これでお風呂中に急な来客があっても安心です(笑)

2Fは相変わらずまだまだ造りたい箇所だらけですが、それでもダンボールは少し整理して、子どもの勉強机と私の作業机を並べました。

右:子ども、左:私の机

右:子ども、左:私の机

実は私の机はアトリエ樫さんの現在リフォームしているお宅から譲りうけたもの。
「古いお家の中の家具を全部処分してくださいと言われているけれど、欲しいものがあったら使っていいですよ。」と坂田さんから電話をもらい、現場にお邪魔して、この机とそれから古い木のスツールもいただいてきました。有り難く活用しています。

そして実は一番の変化はこれかもしれません。

猫の「しお」です。<p>

猫の「しお」です。

友人から譲り受けて猫を飼いはじめました。
今まで断然犬派で猫は眼中になかった私ですが、子猫のかわいさにすっかりやられてしまいました。
小さくて無垢な動物の、何とも心地よさそうな寝姿が、家の景色をまたさらにあたたかいものにしてくれています。

今の悩みは、冬に向けてのリビングの暖房器具。
石油ファンヒーターの形が好きじゃないので、昔ながらの、上にやかんが乗せられるタイプの石油ストーブを置きたいのだけれど、やんちゃなしおがそこに乗っかったり、やかんを倒したりして火傷しそう…。
でも、昔はどこの家もみんなそういう石油ストーブを使っていたのだから、大丈夫なのかな?
猫もさすがに自分で危ない事がわかるのかしら?

誰か、猫に詳しい方、教えて下さい。

盛夏の我が家

2010-08-26 17:05

ご無沙汰してしまいました…。

ふと気づけば、前回梅雨の話を書いてから、あっと言う間に8月の終わり。
夕方は虫の音が秋の気配です。

記録的な猛暑と言われていますが、ここ7年以上ずっと自宅はノーエアコンで過ごしているので、飾りと化しているリビングのクーラーを今年もONにする気が起きず。
かと言って、新しいリビングに今まで使っていた扇風機を(見た目的に)出す気になれず、一台扇風機を購入しました。

昭和35年生まれ。

昭和35年生まれ。


我が家で一番年上の50歳!頑張ってくれています。
30年以上前の扇風機は突然出火することがある…という恐ろしいニュースを尻目に使っていますが、今の所大丈夫です。家電とか車ってどうして昔の物の方がいいデザインなんでしょう?
今のはハイテクすぎて、好きじゃありません。

梅雨前にしこんだ梅のいろいろなものは夏に大活躍です。
梅干し、梅シロップ、梅ジャムはもちろん、

干されている梅たち

干されている梅たち


梅味噌、梅しょうゆ、ものすごく美味しかった!!
両方とも麺類のたれに混ぜたり、生野菜と和えたり、何かと調味料として毎日の食卓に登場しました。
右:梅醤油 中:梅醤油から取り出した梅 左:梅味噌

右:梅醤油 中:梅醤油から取り出した梅 左:梅味噌


ゴーヤとじゃこの梅醤油チャーハン

ゴーヤとじゃこの梅醤油チャーハン


このチャーハン、じゃこと米以外は全部我が家の敷地内で自給していることに気づきました。
街中に引っ越して来たはずなんだけど暮らしの自給率は上がっていた!(お義母さんの畑のおかげ)。

リビングの前に生えていた大量のしそは紫蘇ジュースにしました。
(でもまだまだあるけど)

赤じそを煮出す。キレイな色…。

赤じそを煮出す。キレイな色…。


しそジュース、出来上がり。

しそジュース、出来上がり。

この夏は、お茶は庭の樹から葉をいただいて作ることが日課になりました。
枇杷の葉を日陰干しするだけで出来る枇杷茶。とても美味しい。

枇杷茶

枇杷茶

柿の葉茶は2日間日陰干しした葉を一旦90秒程蒸します。そしてもう一度日陰干しして出来上がり。
そうすると葉にたっぷり含まれているビタミンCが保存されるそうです。

柿の葉を蒸す。

柿の葉を蒸す。


蒸した柿の葉を刻んでまた充分に日陰干しします。

蒸した柿の葉を刻んでまた充分に日陰干しします。

◎びわ葉の効能
・ガン予防・・・アミグダリンが体内で分解されガン細胞を攻撃する。
・強壮・疲労回復・食欲増進・下痢止め・湿疹・あせも・咳止め・ぜんそく・健胃・むくみ
・利尿・暑気あたり、夏バテ・食中毒の予防・肩こり改善・腰痛改善・糖尿病
・ダイエット効果・アトピー性皮膚炎の予防・新陳代謝の促進・美肌効果

◎柿の葉茶の効能
・歯の発育・皮膚の細胞を健全に保つ・毛細血管を健全に保つ・抵抗力を強化
・酸素の新陳代謝に役立つ・血球を再生するのに役立つ・血液の凝固時間を早める
・血圧の安定化 ・効果・効能・予防 ・血圧の安定化・高血圧の予防・動脈硬化の予防
・心筋梗塞の予防・生活習慣病の予防・中風予防・認知症の予防(ボケ予防、痴呆症予防
・ガンの予防・風邪の予防・壊血病の予防・便秘解消・加齢臭対策(抗酸化作用)・貧血改善
・貧血解消・糖尿病の予防・利尿作用・むくみ
・腎臓病・心臓病・歯ぐきの出血・ビタミンC欠乏症・シミ対策・美肌効果・にきび対策

枇杷茶も柿の葉茶もノンカフェインで身体にいい成分がたっぷり含まれていて、しかも飲みやすくて美味しい!
この夏は我が家の定番のお茶として、麦茶みたいに、子どもも大人もがぶがぶ飲んでいます。

そのおかげかどうか、暑いのが苦手で毎年バテてていた旦那さんも今年は夏バテも知らず。例年は衰える夏の食欲も、今年はとても旺盛です。

こんな感じで、家族みんなとても元気で猛暑を乗り切っています!

梅雨の我が家

2010-07-14 11:37

しとしとじめじめ、梅雨らしい長雨が続いていますね。

海沿いの古い借家に住んでいた去年までは、こんなに雨が続くと、ココナッツで出来たモビールや子どもの木のおもちゃ、机、椅子に至るまで、気がつくと一面うっすらと白いフワフワしたものが…そう、カビ(泣)。
あらゆる木製品がカビた事にはびっくりしたものでした。

でも今年は…この上なく、とてもとても快適!!
床下の基礎がしっかりしているというのはもちろんですが、漆喰の壁と床、柱、天井の無垢の木が湿気を吸ってくれているのでしょう。
カビの心配どころか、雨の日に窓を開けていても、家の中は梅雨とは思えないサラリとした空気で、先日も遊びに来た妹があまりの気持ちの良さに驚いていました。
呼吸する自然の素材の素晴らしさを、つくづく実感しています。

友人の結婚式にて、涼やかな枝をいただいてきました。

友人の結婚式にて、涼やかな枝をいただいてきました。

ところで、この前久しぶりに旦那さんがグラインダーを持ち出し何やら作っている?!と思ったら

トイレットペーパーホルダー

トイレットペーパーホルダー


余った床材を使って、トイレットペーパーのホルダーを作っていました。
芯の入れ替えもペーパーの回り方もスムーズで、なかなかの優れもの。
ペーパーをはめるとこんな感じ。

ペーパーをはめるとこんな感じ。

それから友達が引っ越し祝いにと、座布団カバーを作ってくれました。

パッチワークのお座布団。

パッチワークのお座布団。


この布はもともと前の家でカーテンとして使っていたもの。

もともとはベッドカバー用の布を、前回は友達のBejitaの皆がパッチワークのカーテンにしてくれて、それを今回はBotanicのようちゃんが座布団カバーにリメイクしてくれた、というプロの手によって2回生まれ変わった贅沢で長生きな座布団カバーです。
ずっと気に入ったカバーがなかったので、とても嬉しい!

外の景色も夏らしく。
リビングの南側は、工事の為に更地になっていたのですが、そこに何故か紫蘇がもりもり自生して、まるで紫蘇畑。
今までこの場所にこんなに紫蘇は生えたことはなかった、とお義母さん。どこから種がこぼれてきたのでしょう?

全部、紫蘇。

全部、紫蘇。

紫蘇と言えば、以前住んでいた家の庭にもらって来た紫蘇の苗を植えたことがありました。
それはあっと言う間に虫食いだらけになってしまったのだけれど、それでも少し種がこぼれて翌年また新しく紫蘇の葉が生えました。でもそれもやはりまた虫に食われてしまい…そこからこぼれた種がまた芽を出して…と繰り返しているうちに、だんだん丈夫で虫食いが少なくなってきていることに気づきました。
農薬の類いを使わなくても、紫蘇自身が自力で、世代を超えてその土地に強くなって来ている!

その姿に気づいた時は感動したのと同時に、無農薬の野菜を食べるということは、とても生命力のある食べものをいただいているということなんだな〜と感じ、そして、身土不二という言葉の重みをしみじみと噛み締めました。

そんな訳でとにかく、紫蘇が本当に大好きな私は、私たちの引っ越しと同時に目の前に生えて来てくれた野生の逞しい紫蘇達に感謝しながら、毎日毎日たっぷり食してます。
紫蘇の成長のスピードはそれはもうすごくて、どれだけ食べてもちっとも減りません。

そしてこれは、ずっと知らなくてスルーしていたのだけど、実は茗荷(みょうが)だったと先日発覚。

茗荷。根っこにあの紫色の部分があります。

茗荷。根っこにあの紫色の部分があります。


茗荷が苦手なお義母さんが植えたわけではないのだけれど、これも毎年わさわさと自生するそう。半分日陰、半分日向の妙な所に生えるから「みょうが」と言うんだ、と教えてくれました。
今年からは茗荷大好きな私が収穫します!

大好きな夏の香草が、庭に勝手に「にょきにょき」「わさわさ」生えている!なんて幸せ!
そして、こんなに逞しく自生している姿を見て、本当は紫蘇も茗荷も、わざわざ購入しなければいけないものではなくて、日本の風土にあった勝手に生える野草なんだな〜と学びました。

空き地や川縁や道ばたが香草だらけになって、みんなそこから自由に摘んで食べることが出来たら楽しそう!

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ちょっと、お知らせです。

デザインの仕事とは別にatlier qooquiという名前で、「つくる と 暮らす を たのしむ アトリエ」として『アート・自然・暮らし・子ども』をテーマに色々なワークショップを開いています。

そこで、7月〜我が家にて『草木花と暮らす教室』として、今までこの『家づくり花ぐらし』でもいろいろ記事にして来た、植物を使った『花ぐらし』についてのワークショップをはじめることにしました。

どうぞ、ご興味のある方はこちらをご覧下さい。
空席は火曜・土曜共にあと2席づつです
火曜・土曜コース共に満席になりました。

うめ、もも、らっきょう。

2010-06-17 12:27

今年もやってきました、梅仕事の季節。

今まではお義母さんに甘えて収穫後の梅の実をいただいていましたが、今年はもちろん収穫から手伝います。

よく見ると小さいながらも我が家の庭には梅の木が4本もあり、毎年、そのうちの一番日当たりのいい、最も早く熟す一本の梅の実が黄色くなったころに一気に収穫する、とお義母さんの『採り時』が決まっているそうです。そうすると梅干し用の黄梅とシロップ用の青梅両方が一気に採れます。
それまでは、毎日リビングから丸々青々とした梅の実を眺めて、まだかなまだかな〜とジっと我慢。

黄色い実を付けた梅の木

黄色い実を付けた梅の木

かなり高いところまで実がなっているので、背の低いお義母さんはどうやって採るのかと思っていたら、長いモノ干し竿を持って来てそれで枝を揺らしてボトボト落とす…というかなりワイルドな方法でした。
それでも独りでやっていた時には落として拾うだけでも一日仕事だった、と。お疲れさまです。

頭に落ちて来た梅が当たって多少痛い思いもするけれど、梅のいい薫りに包まれての梅拾いも愉しい。
今年は家族総出なので半日で済みました。

収穫された梅たち

収穫された梅たち


お義母さんとわけて、さらに友人たちに配っても、まだまだこんなにあります。

毎年の梅干し、梅シロップに加えて、今年は梅味噌、梅醤油も作ってみました。

梅干しと梅シロップ

梅干しと梅シロップ


梅味噌、梅醤油

梅味噌、梅醤油


梅味噌は梅と同量の砂糖とお味噌、梅醤油はヒタヒタの量のお醤油に漬けるだけ。(梅味噌は毎日かき混ぜます。)
これで一ヶ月後には梅風味の調味料になるそうです。『梅味』の食べものって大好物!!楽しみ〜〜!

それにしても、ボトボト落とすワイルドな採取法で、どうしても傷がついてしまう梅がたくさん出ます。とくに柔らかい完熟の梅はすぐにかなり傷だらけ。
捨てるのは忍びないので、それらを使って初めて梅ジャムを作ってみました。

キズモノの完熟梅たちを煮込む。

キズモノの完熟梅たちを煮込む。


濾して種を取り除いたものにてんさい糖を加えるとキレイな飴色に!

濾して種を取り除いたものにてんさい糖を加えるとキレイな飴色に!


梅ジャム、出来上がり

梅ジャム、出来上がり


自画自賛だけど、収穫からの思い入れが詰まっているからかもしれないけど…この梅ジャム、私が今まで食べたジャム史上一番美味しい!!
ジャムって甘すぎてそんなに大好きじゃないので、今まで作ったことなかったのだけど、これは梅の酸っぱい味が濃くて、ホント美味しい〜〜。簡単だし作ってみてよかった。

大量の梅を仕込むのは一日がかりですが、梅のいい薫りと、青緑〜黄〜だいだい〜赤の梅の美しい色に、毎年のことながらうっとり。1年に一回、必ずとりたい梅仕事の時間です。

そして、梅を採っている時、隣の桃の木からも甘くかぐわしい薫り。

桃も熟しました。

桃も熟しました。


お義母さんが植えて5年目になる桃の木も、今年は一番の豊作。
何故か虫にも鳥にもやられることなく、美味しい桃の実がたくさん成りました。
小さいけど、甘くて味の濃い美味しい桃です。
庭で桃狩りができる幸せ…。

庭で桃狩りができる幸せ…。

お義母さんの育てた樹は農薬の類いも肥料もなにも与えてないけど、虫にもやられず、ぐんぐん伸び、ごろごろとたくさんの実をつけます。
丈夫で健康でのびのびしていて、逞しい。
やっぱり何だかお義母さんの人となりに似ています。

私に受け継いでいけるかな〜…精進しなければ…。

さて、これは我が家で採れたものではないけれど、スーパーで見かけた土付きらっきょうの野性味溢れた姿があまりにも格好良かったので素通りすることが出来ず…初めてらっきょう漬けにも挑戦してみました。

なんだか格好いい、らっきょう。

なんだか格好いい、らっきょう。

らっきょうの漬けかたをインターネットで調べると、早めに仕上がる簡単な方法と、先に塩水に漬けて醗酵させてから漬ける手間のかかる方法の2種類があることがわかりました。

後者は時間も手間もかかるけど、旨味が増す…とのこと。そりゃあ、やっぱり旨いほうがいいでしょう!

ということで、瓶で塩水につけ、醗酵させること約10日。それを3日かけて塩抜きしてから、またさらに甘酢に漬けて、出来上がりました、初らっきょう漬け。

甘酢らっきょう

甘酢らっきょう

カリコリでらっきょうの味もお酢の味もしっかり出てて美味しい!初めてでもちゃんと出来ました〜。

ところで、こういうブログの記事を読んで、よく私のことをとてもマメな人だとか丁寧で細かい人だと誤解する方がいらっしゃるのですが(ブログ後にお会いした方にそう言っていただくことが多いのですが)、実際の私をよく知っている人は皆ご存知の通り、本当はかなりおおざっぱでズボラなタイプ。

梅干しやらっきょうをはじめ、暮らしのあれこれを手づくりすること…そんなことは器用でマメな人にしか出来ないことだと、以前は私も思っていたのですが、やってみると意外にも、シンプルで簡単。
時間がかかるといっても、その間ずっと手をかけている訳でもないし、ポイントさえ押さえていればめったに失敗もありません。
美味しくしてくれるのは『時』や『細菌』や『素材』そのものなので、『私』が『頑張って』やることは全然なくて、美味しい梅干しを求めてお取り寄せしたり、添加物表示や値段を気にしながらスーパーで買い物するよりもずっと楽チン。

やってみたいけど大変そうだな〜、と躊躇している方がいたら、ぜひやってみて〜!と心から思います。

緑と暮らす。

2010-06-07 12:11

引っ越して来てから約一ヶ月が過ぎました。

どこかぎこちなかった引っ越し後の生活も、なんとなく『暮らし』と呼ぶのにふさわしいような、落ち着いたものに変化しつつあります。

家はとっても快適で住み心地もよく、嫁としては多少不安もあったお義母さんとの別棟同居もちょうどいい距離感で全く問題なし。テラスも作りたいし2Fはまだ収納がなくてダンボールだらけだけど、4月まで仕事そっちのけで家ばかりつくっていたおかげでお金が尽きてしまったので(笑)とりあえず今は稼ぐことに集中。また余裕ができたら少しづつ作っていきます。

そんな中、唯一難を言うとすれば…
実を言うと私は最初の頃、かなり市街地で建物が密集しているこのエリアになかなか馴染めず…。

というのも、今まで住んでいた町は浜松市の末端で不便なところでしたが、広い空、大きな海、緑の森、波の音…が常に傍らにある日々。とくに意識しなくても普通に暮らしていただけで、自然にリラックスして癒されていたようで、それらが恋しい毎日。

仕事や用事で以前住んでいたエリアに行くと、体も心も緩んで喜んでいるのを感じて、都市生活でいつの間にかたまっていくストレスや緊張があるな〜…と、こまめなメンテナンスの必要を実感しました。

でもここ最近、引っ越し後だんだん余裕が出て来て、庭の緑の恵みをいただくようになってから、また以前のように自然に触れてリラックスできる感覚を取り戻しています。

なにしろお義母さんがひとりで手入れして保っている広い庭と畑には樹々、草花、野菜が盛り沢山!

嬉しいことに植えてある木は柿、琵琶、桃、梅、お茶、山椒、蜜柑、ネーブルなどなど、自生している野草はどくだみ、ユキノシタ、しそ、みつば etc…そして畑には収穫中のじゃがいも、たまねぎ、これから実をつけるナス、トマト、きゅうり、おくら、とうがん、すいかetc…

山椒

山椒


桃


柿


ユキノシタ

ユキノシタ

食べたり飲んだり薬草として使ったり染めたり…と日本の衣食住に密着した使える植物ばかり。

主に実のなった野菜や果物を食べるくらいにしか使っていなかったお義母さんは、嬉々として葉を摘んで干している私に「古風なことが好きなんだね〜」と驚いています。

先日も急に腕のあせもがひどくなった旦那さん用に、庭に出て桃と琵琶の葉を摘んできて、その場であせも用のローションを作り、『収穫したての野菜を食べる幸せ』ならぬ『収穫したての薬草でつくる幸せ』をひしひしと感じました(笑)。

今は琵琶茶とユキノシタエキスを作ろうと葉っぱを干しています。

琵琶とユキノシタの葉っぱ

琵琶とユキノシタの葉っぱ

これは庭で採ったものではないのですが、近所のスーパーで見つけたアロエベラ。

豊橋産アロエベラ、一本¥98-!

豊橋産アロエベラ、一本¥98-!

健康食品としても有名ですが、アロエベラの効能は
・火傷・抗炎症・便秘・皮膚症・痔・切り傷・発疹・アトピー等・美肌効果(シミ・シワ)やダイエット効果
・内臓不調(整腸作用) ・細胞の活性化・リウマチ・抗ガン作用 ・保湿性・高血圧、低血圧・眼の治療 ・肝臓機能を高める・口内炎・抗菌作用 ・免疫力を高める・血糖効果作用・ゼンソクや慢性気管支炎 などなど…

この肉厚のぬるぬるが、食べても飲んでも塗っても効果を発揮します!

この肉厚のぬるぬるが、食べても飲んでも塗っても効果を発揮します!


早速アルコールにつけて成分を抽出。
ホワイトリカーに漬ける。

ホワイトリカーに漬ける。


約2週間後、こんなキレイな色に!
アロエチンキ

アロエチンキ

残りは少しお刺身に。それからおろしたアロエベラをたっぷり入れたせっけんを作りました。

アロエベラのお刺身。

アロエベラのお刺身。


アロエと緑茶のせっけん

アロエと緑茶のせっけん

せっけんはあと一ヶ月寝かせます。

今は梅を収穫して梅仕事をする時期だし、これから柿の葉茶もつくりたいし、アロエベラやハーブも植えて庭から直採りできるようにしたいし、旦那さんの健康促進のために薬草酒の世界にも手を出したいし…と、緑のことを考えているだけで楽しくてめまいがしそうです。

素敵な庭をありがとう、お義母さん!

リビングと金具など。

2010-05-17 12:19

ちょっとづつ、ちょっとづつ。

毎日少しづつ片付けて、何となくキッチンとリビングは形になってきました。

リビング、東南の窓。

リビング、東南の窓。


-hiro-さんに作ってもらった建具もつきました。
リビング南西のカド。

リビング南西のカド。


以前の家でも使っていた、旦那さん作のキッチンカウンターと食器棚。
新しい家に入れたら、印象が違う…箱がいいとなんだかよく見える!
リビングから見たキッチン側

リビングから見たキッチン側


手づくりキッチン、問題なく使えてます。

手づくりキッチン、問題なく使えてます。


古い茶箪笥を入れました。

古い茶箪笥を入れました。

箱だけだった時には「ちょっとシンプルすぎ?!」な気もしたけど、アトリエ樫の引き算な設計は、家具を置いて暮らしをはじめると絶妙にちょうどいいのだと、すごく納得。
そして、部屋ごとに天井の形とか高さとか、形やリズムが少しづつ違うのがなんだか飽きません。

それから漆喰壁の目にもからだにも、とても気持ちのいいこと!
以前の家は古いうえに海のそばだったので湿気がひどく、日当りの悪い押し入れの奥に入れておいたものが全体的にカビくさい…。
せっかくのキレイな新しい家にそれを持ち込んだ時はかなりブルーだったのですが、一日たったらすっかりその匂いは消えていました!たぶん、漆喰の消臭効果だと思います。

細かいトコロもちょっとづつ。

洗面所にバスタオルを干すのって、スペースが必要だし悩んだのですが、これで行くことにしてみました。タオルにループを付けなければ。

家族3人分のバスタオル掛け。

家族3人分のバスタオル掛け。


洗面所のタオルかけ。
手洗い場のタオルかけ。

手洗い場のタオルかけ。

これらの金具はすべて建具をつくってくれた-hiro-さんにて。

『取っ手』も『鍵』もなくてしばらく使いづらかったトイレの引き戸もおとといやっと改良しました。
板の面の部分にはそのうち和紙を貼りたいと思ってます。

外側

外側


内側

内側

洗面所とアトリエには収納がほとんどないので、どうにかしないとなのですが、簡単に手に入る物で決めたくない…しばらく悩みそうです。

でも、こうしてちょっとづつダンボールが減って、好きなもので暮らしを彩っていくのはとても楽しいです♪

暮らしてます。

2010-05-14 12:24

ご無沙汰してます。

外の配管工事もやっと終わりました!

外の配管工事もやっと終わりました!

GWにかけてちょっとづつ運んだ引っ越しもなんとか終わり、新しい家での生活を始めています。
引っ越し…はっきり言って家をつくるよりも大変…。
(引っ越しとハードな仕事が重なって大変だった旦那さん、ホントお疲れさまでした!そして、またしてもヘルプしてくれた友人たちに、心から感謝、感謝です!)

結婚して12年もたつので、生活用品はいつのまにか増えています。
それに子どもの物、それからそれぞれの仕事道具…。

こまかい収納は住みながら考えようと思っていたので、まだちゃんと収まる場所が見つからず、ダンボールに囲まれて生活しています。

箱ができてから、暮らしが理想の状態になるまでは、生活しながら、試行錯誤しながら、ちょっとづつちょっとづつだなぁ〜と実感しているところです。

それでも、大きな窓から見える5月の碧々とした緑は最高に気持ちがいいし、無垢の木と漆喰の壁が醸し出す空気の良さは格別です。

もう少ししたら、ダンボールが無くなって部屋の写真もお見せ出来ると思うので、しばしお待ちを。

引き渡される。〜その弐〜

2010-04-27 17:24

階段。2階東側の窓から射す光がきれいです。

階段

階段


寝室(手前)からアトリエ(奥)を覗く。
寝室とアトリエ

寝室とアトリエ


アトリエには業務用の中古のシンク。絵筆を洗ったり、染め物をしたり。
アトリエシンク

アトリエシンク


アトリエにある半間の収納2つの扉にも古い建具をはめてもらいました。
アトリエの収納扉。

アトリエの収納扉。


収納、もうひとつ。

収納、もうひとつ。


アトリエから続くロフト部分。8畳もあるので部屋としても充分。
ロフト。

ロフト。

最後に、玄関の藁の入った土壁と、外の藁入りのモルタル塗り壁が内側と外側のゆるやかな繋がりとつくっています。

玄関の土壁

玄関の土壁

私たちでやったのは
◎家中の床の杉板貼り。
◎すべての壁の漆喰塗り(下地含む)
◎玄関土間とポーチにモルタルをひく(まだ途中)
◎外部の木部分の塗装
◎玄関扉、周りの塗装
◎キッチン、洗面、アトリエのタイル貼り
◎キッチンをつくる。
◎建具の買い付け。
◎照明器具、ガラスを取り寄せる。

でした!

たくさんやったような気がするけど、家全体の表面をなぞった感じかな…
でも、やっと住まえる『箱』ができました。
暮らしながら、まだまだ手を入れて行きたいところがいっぱい。

そうそう、すごいと思ったのは、基礎工事の時から最後まで一環して、一度も新築特有のツンとした匂いがまるでしなかったこと!漆喰ののりに使っている海藻で磯の香りはしたけれど(笑)とても快適な空気でした。

明日、住みはじめます。

引き渡される。〜その壱〜

2010-04-27 16:57

きのう、4月27日。
とうとう引き渡しの日を迎えました。

これで一応一区切り、スローハンドさんとアトリエ樫さんとのお仕事の契約は完了して、正式にこのお家は私たちの手に渡ります、という日です。

と言っても、ずっと前から施主工事で私たちは中に入りっぱなしだったし、スローハンドさんもアトリエ樫の皆さんも私たちがいると「お邪魔しま〜す」と言って入って来ていたので、いったい何の日なのか、はじめは正直実感しづらかったのですが…。

事務的なあれこれが済み、鍵を受け取り、「では。」と皆さんが帰られる準備をはじめると、ここ2年間家のことで密なおつきあいをしていた関係が、もう終わりなんだな〜という淋しい気持ちと、家づくりに関するプロのサポートはここでひと段落で、今後は私たち自身が暮らしながら作って行く段階に入るんだな〜ということをしみじみ感じて、なんだか、親元を離れる子どもみたいな気持ちになってしまいました(笑)

でも、色々な話を聞く中で、完成までずっと気持ちのいい信頼関係を築ける人たちと家づくりができたことは、とても幸せなことだったと感謝しています。

この日を迎えるまでの経験で、気づいたことや考えたこと、言葉にしたい想いはたくさんあるのですが、何しろ今は引っ越しの準備でテンヤワンヤしているので、また落ち着いたら綴らせてもらうことにして、とりあえず家の写真を。

建物外観。
窓をしまっておく戸袋は杉にウッドロングエコを塗ったもの。いい色になりました。玄関ポーチの古い柱は、以前敷地内に建っていた古い小屋を壊した時にとっておいた梁です。使えてよかった。

玄関まわり

玄関まわり

玄関扉は『ヒバ』。こちらにもウッドロングエコを塗ったけど、紫外線の量で変色の度合いが変わってくるらしく、まだほとんど色がかわっていません。
明かりとりのガラスには気泡ガラスを使いました。

玄関

玄関


玄関の内側から。気泡ガラスを通して見える景色がキレイ。
気泡ガラス

気泡ガラス


リビング、南東に大きな木製建具の窓。
減額案のときにアルミサッシにという案もあったけど、頑張って残してよかった!
リビング

リビング


南側の小さな庭に直接出られる扉。古い建具をサンプルに『hiro』さんに作ってもらったもの。
でも実はこれはまだ仮のもので、もうすぐ本当の扉が取り付けられます。
リビング南西側

リビング南西側


例のキッチンはこんな感じになりました!皆に協力してもらって張ったタイルもいい感じ。
キッチン

キッチン


相当悩んで、結局古いものを入れた建具。これが入るととたんに『趣き』がでました。実は坂田さんたちは古い建具を使うことはかなり不安だったそう…でも、意外にしっくりきてよかった、と言ってくれました。
リビングの建具。

リビングの建具。


キッチンと洗面所の扉

キッチンと洗面所の扉


こちらも友達たちの協力を得て貼ってもらったグリーンのモザイクタイル。実験台流しと似合ってます。
洗面所

洗面所


このタイルの壁の厚みがお気に入り。
タイルのアップ

タイルのアップ

おわった〜〜〜〜!

2010-04-18 09:40

ついに終わりました!
すべての床のフローリングを貼り終え、すべての壁のしっくいを塗り終えました。

ありがとう!!協力して下さったみなさま!!
ほんとうに、どれだけ感謝の気持ちを伝えても伝えきれなくて困っています!

そして今回ばかりは、自分たちにも、「よくやった!!」と言ってやりたい。

まだ床に養生シートが残っていたり、いろいろな道具が散乱していてキレイな写真がないので
部分的なトコロだけですが、こんな感じ。

一番最後まで残っていたロフト部分

一番最後まで残っていたロフト部分


1F 廊下

1F 廊下


リビングの壁

リビングの壁


リビングの壁はこんな質感

リビングの壁はこんな質感

リビングの漆喰には藁を多めに入れて、他の場所とはまた違った雰囲気になりました。

小さいとは言え、家一軒分の床貼りと壁塗りがいったいどれくらいの時間が必要でどれくらい大変なことなのか、初めてすぎてまったく想像がつかない状態で作りはじめた私たちでしたが、わからないながらも毎日少しづつ手を動かしていれば、出来上がる物ですね〜〜!

まだ大工さんが作ってくれていた頃の、キチっとキレイに仕上がった我が家とはじめて対面した時は、「ハジメマシテ。ワタクシこういうものでございます」とスーツを着て名刺交換をしたような堅い関係だったのが、工事が私たちの手に渡り毎日毎日現場に入り、あらゆる場所に手を入れてるうちにいつの間にか、冗談を言って笑い合って肩をくんで歩く朋友になれたような、そんな感じです。

日々、からだを動かして物をつくり、それが現われてくるのは、充実した楽しい毎日でした。
皆仕事や子育てで忙しい今、友人たちと壁塗りをしながら、ゆっくりいろんな話が出来たのも、とても豊かな時間でした。

もちろん、いろいろ細かいところは失敗もあるし、大変と言えば大変でしたが、大変さよりも楽しいことの方が上回って、あっと言う間でした。

施主工事はまだあと少し、玄関のモルタルの仕上げとか扉の塗装とか、少しだけ残っていますが、床と壁を終えた今は、ほんの軽い作業に思えます。

あとは電気水道ガスの工事が済んで、建具がはまったら、20日に完了検査があり、26日には引き渡しの予定です。

それにしても、やっとコテで塗ることに慣れてきたと思った頃に、終わり。
このせっかく習得したものがもったいない。誰か、壁に漆喰塗る時には、ぜひ呼んで下さい。
プロのようには無理ですが、初心者よりちょっと上手いくらいでよければ、喜んで(笑)。