色、いろいろの七十二候

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小満の色

小満
アゲハ蝶

画/柴田美佳

小満

(しょうまん)

5/20 ~ 6/4
自然界に存在するあらゆるものが満ちてくるという意味。陽気も良く、草木が成長し緑が濃くなり、また様々な花を咲かせます。そして動物達も活発に動きます。

こよみの色

おうちいろ
楝色

淡紫色の花をつける栴檀せんだんの古称。「パラソルツリー」と呼ばれ、夏の緑陰樹に優れる。

栴檀
栴檀の花

  • 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

    5/20 ~ 5/25
    蚕

    蚕が桑の葉を盛んに食べて成長する時候。養蚕業は、蚕への給桑が一日3回、食欲が盛んになると、昼夜晴雨を問わずに桑を摘まねばならぬ過酷な労働でした。世界遺産の白川郷も、越中・五箇山の合掌造も、養蚕のための建物でした。

    こよみの色


    抹茶(まっちゃ)

    その名のごとく、抹茶の薄い緑色。語源が飲み物の名前が付いた色は珍しい。色味や濃淡があいまいで、時代によって色に誤差があるようです。

    桑の葉茶
    季節の一皿
    今日は、焼酎の桑の葉割りで

  • 紅花栄(べにはなさかう)

    5/26 ~ 5/30
    紅花

    ベニバナはエジプトが原産といわれ、推古天皇の時代に渡来しました。江戸中期以降、山形県最上地方で盛んに栽培されるようになり、当時、東の関脇「最上紅花」、西の関脇「阿波の藍玉」と呼ばれ、紅と藍が江戸時代の2大染料でした。

    こよみの色


    萌葱(もえぎ)

    ねぎの芽のような青みがかった濃い緑色のこと。平安時代から用いられた色名で、青みがかった色を「萌木」、黄みがかった色を「萌黄」とも書きます。歌舞伎の定式幕の色も黒色柿色萌葱色が使用されています。

    苺
    季節の一皿
    いちごと日本蜂蜜を使ったシロップで
    いちごジャムを作る

  • 麦秋至(むぎのときいたる)

    5/31 ~ 6/4
    麦

    麦が熟して畑一面が黄金色に。この場合の「あき」とは、「百穀百果」の成熟・収穫のときをいいます。日本には、梅雨がやってくる前の一瞬の輝きのことを「麦秋」という呼びならわしがあります。日本人の感性とは実に豊かなものです。

    こよみの色


    (くさ)

    新芽や若い草が色濃くなったような濃い黄緑色のこと。 立夏の次候「蚯蚓出みみずいずる」の色『若草色』が濃くなったような色です。

    カレー
    季節の一皿
    緑野菜のカレー
    (アスパラ・いんげん・ピーマン・ズッキーニ等)