住まいのグラフィティ

Vol.33  緑と共存する集合住宅
ネットワーク.オニオン

緑、光、風、水をテーマにした3階建て10戸の小さな賃貸用集合住宅です。
敷地の主である柳の移植を前提として計画が進められ、‘抜け’部分をつくりながら、中庭を囲むように建物を3棟に分節しました。
4つのテーマを集約した中庭は、柳や在来種を中心に植えられた木々が木陰を作り、めだかの住むビオトープと共に中庭の気温を下げ、開口部を通して室内を風が通り抜けます。各階に設けた藤棚は西陽を遮蔽し、通りに沿ったテイカカズラの帯と共に緑のスクリーンとして道行く人に四季の変化を感じさせます。

加藤 茂子
竣工時の外観

3棟に分節した建物は町の風景になじむボリューム(竣工時の写真)

緑の育った中庭

中庭はまちの中の小さな雑木林

シンボルツリーの柳

シンボルツリーの柳が人を迎える

重なる緑。最上階にシロバナヤマフジ

重なる緑の間から顔をのぞかせる満開のシロバナヤマフジ

エントランスへの緑の道

多種多様な木々の小径がエントランスへと誘う

DATA
所在地:東京都目黒区
用途:共同住宅
構造:RC地上3階
敷地面積:378.28㎡
延床面積:577.14㎡
竣工年月:2006年3月
設計:ネットワーク.オニオン一級建築士事務所
構造設計:O.R.S.事務所
施工:東急ホーム
造園:株式会社プランタゴ