住まいのグラフィティ

Vol.32  五百石の家
建築工房アシストプラスアルファ

施主は、剱岳の山頂に一番近い山小屋「剣山荘」のオーナー。6月~10月までは山小屋で剱岳に訪れる人々を出迎え、早朝から深夜まで働いています。山小屋での生活を終え、ふもとで生活するのは晩秋11月~初夏5月の間。緑が芽吹き、緑の間を通る風が気持ちよくなる頃、ふたたび、まだ雪が残る山小屋に戻ります。
ふもとで生活する期間は、季節柄家の中にいる時間が長くなります。そこで、家族と一緒に過ごせる貴重な時期を快適に、かつ家族と密な時間を過ごす家を考えることになりました。一番の特徴は、雪や雨の日でも外とつながるルーフデッキ。家にいながらにして立山連峰をのぞめ、ふもとでの生活も山とともにあることを可能にしました。

沢本雅彦

東向きのリビングの窓には、穏やかな朝の陽ざしが入ってくる。

家族が集まり、長い時間過ごすリビング。

軒が深いため、天気が悪くても窓を開けることができます。

どこにいても気配を感じられる吹抜けの空間。

格子からもれる優しい灯りが出迎えてくれます。

DATA
所在地:富山県中新川郡立山町
用途:住宅
家族構成:4人(夫婦+子ども2人)
構造:木造在来・真壁パネル工法(プレウォール)
敷地面積:480.62㎡(145.38坪)
延床面積:187.26㎡(56.53坪)
竣工年月:2016年6月
設計・構造設計・施工:建築工房アシストプラスアルファ
造園:曽我欽道(So-garden)
写真:武部風馬(建築工房アシストプラスアルファ)

 

※「五百石の家」は、7月18,19日に開催する「夏の設計セミナー」にて見学を予定。