びおの珠玉記事

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節分、立春を前に

節分と鬼のお面
現在は二十四節気の大寒です。冷気が極まって最も寒さがつのるころ、とされます。
その通り、厳しい寒さが続いていますね。
でも、大寒は二十四節気の最後の節気。
大寒が終わると、次には新しいスタート、「立春」が待っています。
そう、暦の上では春がやってくるのです。
その立春の前日が「節分」です。
全国各地で行われており、誰もが知っている行事ではないでしょうか。
でも、本来の節分は年に4回あったということ、ご存じですか?
なぜ豆まきをするようになったのかは?
今回の旬ナビは、立春を前に、節分について、改めて目を向けてみます。

「節分」とは

「節分」という言葉は、「季節の分かれ目」「季節を分ける」ということを意味しています。
季節には春夏秋冬があり、本来は、それぞれの季節の分かれ目、つまり立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをそれぞれ「節分」といいました。
しかし次第に、「節分」といえば専ら立春の前日のことを指すようになりました。
かつて、春夏秋冬の中で、すべての生きものが生まれ出る春という季節は、新しい年の始まりであると考えられていました。
立春は新しい年の始まりの日であり、立春の前日の節分は一年の最後の日でした。
そのため、立春前の節分には、大晦日と同じ性格を持った、さまざまな年迎えの行事が行われました。
今でも節分のことを「年取り」「年越し」などという地方もあります。
(ちなみに、年賀状に「初春」「迎春」などの挨拶の言葉を書くのは、立春を新年としていたことに因ります。)
このように、立春の前日の節分は、他の季節の節分とは異なり、一年の境ということから特別な意味を持つようになりました。
このため、立春の前日の節分だけが、現在も残っていると考えられています。

豆まき(豆打ち)

「節分」と聞いてまず思い浮かぶのは、豆まきではないでしょうか。
節分の中心となる行事です。「豆打ち」ともいいます。
豆まきは、新年を迎えるにあたって、家から悪霊や災厄を追い払うために行っていた行事が、現在まで続いているものです。
節分の日には、全国の寺社や家庭で、豆をまいて鬼退治をします。
日本では、古くから、米や豆には穀物の霊が宿っており、その霊力によって悪霊や災厄を祓うことができると考えられており、米や豆をまいてお祓いをする習慣があります。神事の散米や節分の豆まきもその一つです。
疫病・災害などが鬼にたとえられ、大豆で鬼の目を打つので「まめ=魔目」であるとも、また「まめ」は「魔を滅する」に通じるともいわれています。
まく豆は炒った大豆で、「福豆」ともいいます。
大豆は前日に、一升枡か三方に入れ、神棚にお供えしておきます。神棚がない場合は、目線の高いところに白い紙を敷いてお供えしたり、南の方角に置くとよいそうです。
節分当日は、日暮れまでに豆を炒り、夜になったら豆まきを始めます。
ちなみに、豆を炒るのは、拾い忘れた豆から芽が出るとよくない、といういわれがあるからだそうです。
一般的に、豆まきは家の主人や年男が行いました。厄年の人がまく地域もあります。
家の者が戸や障子を開けたときに、大声で「福は内、鬼は外」と叫びながら、枡に入れた豆を家の内外にまきます。豆をまいた後は、二度と鬼が家に入らないように、また福が出て行かないように、素早く、高い音をたてて戸を閉めます。
このように、座敷・納戸・茶の間・玄関…と次々に豆をまいていきます。奥の部屋からまいていき、最後に玄関で終わるのが一般的なようです。
豆のまき方は、枡を左手に、胸の高さに持ち、右手で下からまくのが正しいまき方だそうです。
豆をまいた後、「年取り豆」といい、それぞれが自分の年の数、あるいは年より1つ多く(数え年の数、または、翌日の立春で1つ年を取るので、その分も食べておくともいわれます)豆を食べます。
こうすることで、病気にならず、災いを避けることができると言い伝えられています。
たくさんの豆を食べるのが大変なお年寄りは、年の数の豆に熱いお茶を注いで「福茶」にして飲みます。
または、吉数の「3」粒の福豆(豆まきに使った豆)・昆布(昆布の佃煮か塩昆布)・梅干しを入れて、福茶にします。
福茶は、年の数だけ豆を食べるのと同じご利益があるといわれています。

年の豆

いろいろな豆まき

豆まきには、地方や寺社によって、いろいろな特色があります。
●長野県:豆まき役の後にすりこぎを持った者が続いて、すりこぎを動かしながら「ごもっとも、ごもっとも」と言うならわしがあります。
●福井県:桟俵(さんだわら。米俵の丸いふた)を笠に見立ててかぶった人が部屋の四隅に豆をまくと、もう一人が「ごもっとも、押さえましょう」と言いながら、ほうきで鬼を押さえるまねをする風習があります。
●北海道~東北、信越地方:雪の中でも探しやすいよう、豆のかわりに殻つき落花生をまきます。
●九州:「鬼は外」ではなく、「鬼はほか」といいます。
●奈良県 元興寺(がんごうじ)、天河神社など:
悪者を退治する鬼・元興神(がごぜ)がいるとの言い伝えがある元興寺(奈良市中院町)、鬼は接待するという習わしがある天河神社(吉野郡天川村)などでは、「鬼は内、福は内」といいます。
この他にも、「鬼」の字がつく地名を持つ地域・寺社では、鬼は福運をもたらす存在と考えられており、「鬼は外」の口上を禁句とするところがあります。
【参考】
▼元興寺公式サイト/元興寺節分会
https://gangoji-tera.or.jp/event/feature.html#sec04
▼天河神社/節分祭
http://www.tenkawa-jinja.or.jp/

節分祭の前夜には、「鬼の宿」という鬼迎えの神事も行われます。
●「九鬼(くき)さん」「鬼頭(きとう)さん」など、苗字に「鬼」のつく家では、「鬼は内、福は内」と言って、「鬼」を中に呼び込みます。
●豆占(まめうら):
節分すなわち年越しの夜に、農家などで、囲炉裏火の周囲に月の数の12粒(閏年は13粒)の豆を置き、焼け具合によって新年の月々の天候を占う「豆占」が行われていました。
例えば、群馬県水上町では、豆に火がついて赤くなれば「日照り」、黒く焦げたら「雨」、くすぶるだけで焦げないと「風」というように占います。
岡山、佐渡などでは、豆が白くなったらその月は「晴れ」、黒く焦げたら「雨」、豆がころころ転がったら「風が強くなる」とします。
この豆占は各地に伝承されていて、占い方もさまざまです。

豆まきの由来:宮中の儀式「追儺式」(「鬼遣」)

さて、この豆まきは、宮中の「追儺(ついな)式」(あるいは「鬼遣(おにやらい)」)という儀式に由来すると考えられています。
追儺式はもともと、古代中国の宮廷儀式で、新年を迎えるにあたり邪気を祓うために行われていたものです。
それが奈良時代(あるいは平安時代ともいわれます)に日本に伝わり、やがて平安時代に「追儺式」という宮中の儀式となり、毎年大晦日に盛大に行われていました。
当初は豆をまく風習はありませんでした。疫病や災害を「鬼」に見立てて、桃の木で作った弓と葦の矢で、邪気を追い払っていました。

平安神宮の節分

平安神宮 節分 追儺の儀における方相氏(京都市)

現在のように豆をまくようになったのは、南北朝時代(あるいは室町時代)からだといわれています。
宮中の追儺の儀式と、日本独自の邪気を祓う「豆打ち」の神事、そして正月の神迎えの行事が結びつき、現在のような節分の豆まきになったと考えられています。
そして、江戸時代になると、一般庶民の行事としても広まりました。
京都の平安神宮では、平安朝当時の「追儺式」を式次第、作法、祭具、衣裳にいたるまで綿密に再現した、「大儺之儀(だいなのぎ)」という節分行事が行われています。(昭和49年、故 猪熊兼繁 京都大学名誉教授の時代考証によって復元されたそうです。)
四つ目の面をつけた方相氏(ほうそうし)が、矛と盾を打ち鳴らして鬼を追い払います。
【参考】
▼平安神宮/節分行事
http://www.heianjingu.or.jp/shrine/jingu_event.html
▼ブログ:ノルマ!!/
節分100203:平安神宮の追儺式
http://sango-kc.blog.eonet.jp/eo/2010/02/6.html(リンク消滅)
節分100203:平安神宮の方相氏
http://sango-kc.blog.eonet.jp/eo/2010/02/post-f2e7.html(リンク消滅)
節分100203:平安神宮の豆撒き
http://sango-kc.blog.eonet.jp/eo/2010/02/7.html(リンク消滅)
たくさんの写真が掲載されています。

やいかがし:鰯と柊

さて、豆の他にも、霊力を持つと考えられたものはいろいろありました。
「やいかがし」といい、節分の夜、焼いた鰯の頭を柊(ヒイラギ)の枝に刺し、家の戸口や軒下に結びつけておく風習もあります。
「やいかがし」は「焼き嗅(か)がし」の意味だとされます。「鰯柊(いわしひいらぎ)」とも呼ばれます。
鬼は、鰯と柊が大の苦手といわれます。鋭いトゲのある柊の葉で鬼の目を刺し、鰯が放つ臭いで鬼を追い払うという魔除けの効果があると信じられていました。
(ちなみに、「鰯の頭も信心から」という諺は、このことが由来のようです。)
同様に、鬼が嫌うものということで、豆がら(豆がらが風に揺れてたてる音を鬼が嫌う)、ニンニク、ネギ、髪の毛などをぶら下げておく地方もあります。
【参考】
▼三州足助屋敷Blog したたかな山の暮らしに学ぶ・・・ /節分 豆まき やいかがし
http://www.hyakunensou.co.jp/yashikiblog/2009/02/post_253.html
▼Nature art MooJu ! ( Mietonの季節を巡る「散歩写真」)/節分
http://natureart-mooju.cocolog-nifty.com/blog_namj/2008/02/post_51ea.html
鰯は鬼を祓うことができるということで、節分の夜によく食べられます。
大晦日の年取り魚である鮭や鰤と同様に、この時期の鰯は脂がのっておいしく、それもよく食べられている理由でしょう。

焼いた鰯

恵方巻き

比較的新しい風習ですが、関西には、節分の日に恵方(えほう。その年の年神さまがいる縁起のよい方角)を向いて、太巻き寿司を切らずに丸かじりすると、一年を無病息災で過ごせる、商売が繁盛する、願いごとが叶う、などの言い伝えがあります。
これを「恵方巻き」(または「丸かぶり寿司」)と呼んでいます。

恵方巻は「福を巻き込む」「縁を切らない」にもつながるとされます。
太巻き寿司の具は、かんぴょう、きゅうり、でんぶ、椎茸、玉子などいろいろですが、基本は七福神にちなんで七種類とされ、また、食べ終わるまで何もしゃべらない、ということになっています。
恵方巻きの起源については、大坂の船場で商売繁盛の祈願をする風習として始まったものともいわれますが、諸説あり、はっきりしていないようです。
1977(昭和52)年に大阪海苔問屋組合が節分のイベントとして行ってから、関西で一般的に行われるようになったそうです。その後メディアで紹介されることも多くなり、近年は全国的に普及しつつあります。
ちなみに、今年(2011年)の恵方は、南南東だそうです。

恵方巻

日本で唯一の「恵方社」

恵方は、その年のよい方角、すなわち年神さまがいる方角のことをいいます。
年神さまとは、「歳徳神」という女性の神で、その年の福徳を司る神とされます。
京都、二条城近くにある「神泉苑」(元は平安京の禁苑)には、歳徳神を祀る、日本で唯一の「恵方社」があります。
恵方を礼拝する社で、毎年、方角を変えて祀る(毎年大晦日の晩に、恵方に社の向きを変える)そうです。

神泉苑の恵方社

「鬼」とは?

節分は鬼を追い払う行事ですが、改めて「鬼」とは、どういうものなのでしょうか。
鬼とは、人間の生活を脅かすとされる空想上の怪物で、天の神に対して、地上におりた悪神や邪神、成仏できない死者の霊魂などが鬼となると考えられていました。
節分で追い払う「鬼」は、もともと冬の寒気や疫病・災害などのことを指しますが、「人に災いをもたらす、目に見えないもの」ということから、「人に見えず隠れ住む」という意味の言葉「隠」(おに)に由来する、という説が有力とされています。
また、邪気を意味する中国の「陰(おん)」が「おに」になったという説もあります。
目には見えない恐ろしいこと、疫病や飢饉、災害などは鬼の仕業とされました。
また、鬼は人を食べてしまう恐ろしい怪物だと考えられていました。
そして、陰陽五行説の思想から、丑寅(うしとら。北東)を最も縁起の悪い方角と考えて「鬼門(きもん)」と呼び、この方角に鬼がいるとされました。
この「丑寅」から、牛の角と虎の牙を持ち、虎の皮を身に着けた、現在私たちがよく知る鬼の姿が生まれたといいます。
赤鬼、青鬼が登場し、現在の鬼のイメージになったのは、平安時代の終わりごろだそうです。
昔から、季節の変わり目や年の変わり目など、節目の時期には邪気が入りやすいと考えられていました。
鬼は、目に見えないで災厄を引き起こす、邪気や祟りなどの象徴でした。
そこで、季節・年の変わり目である節分に、邪気(鬼)に豆をぶつけて追い払い、福を招き、無事を祈ったのです。
しかし一方で、先に見たように、豆まきの際に「鬼は内、福は内」といったり、「鬼は外」の口上を禁句とするところもあります。
果たして、鬼は、ただひたすら「悪い」存在だったのでしょうか?
この問いに対して、参考文献より「鬼」と題されたコラムを、転載してご紹介しましょう。

鬼のお面

鬼面(大宮八幡宮)

『日本の年中行事百科 1 正月 民具で見る日本人の暮らしQ&A』(岩井宏實 監修、河出書房新社、1997年)より

頭に角が生え、口は耳まで裂けてきばを持ち、裸で虎皮のふんどし姿。節分祭での鬼はたいていきらわれ者で、悪霊の象徴のように扱われているが、日本古来の民間信仰では、鬼はむしろ人々の生活を守ってくれる頼りになるもの、鬼神様と呼ばれ親しみを感じさせる存在だった。各地の昔話や伝説、行事に現れる鬼は、そういう鬼の性格をよく伝えている。
例えば、東北地方のナマハゲにみられるように、小正月に若者が鬼や異形(いぎょう)の恐ろしげなかっこうをして村の家々を回る行事もそのひとつ。異形者、まれびと、まろうど、というのは神の仮の姿だったり、祖先の霊であるというように昔の人は理解していたようだ。
それでは、節分のときだけ、鬼が歓迎されずに締め出されてしまうのはなぜだろう。それは、豆まきが宮中の「追儺式」という儀式をまねた行事だったためだ。追儺式は、平安時代に中国の唐から取り入れられ、毎年12月の晦日に行われた。それは、黄金の四つ目の仮面をつけた方相氏が、鉾と楯を持って悪鬼を退治する行事であった。
悪い鬼という観念は中国から輸入されたもので、もともと日本にはなかった。だから、節分に「福は内、鬼も内」と言って豆まきをする地方さえある。

ナマハゲ

各地の節分行事

さて、節分には、全国各地でさまざまな行事が行われています。
そのうち、代表的なものを、参考文献よりご紹介します。
※参考文献
『まるごとわかる 365日ものしり百科 <2月> 』(谷川健一 監修、日本図書センター、2005年)
『家族で楽しむ日本の行事としきたり』(石田繁美 編、ポプラ社、2005年)より

平安神宮節分行事(京都市左京区)(前出)
毎年2月3日に開催。平安時代の追儺式が再現され、四つ目の面をつけた方相氏が、矛と盾を打ち鳴らして鬼を追い払います。

壬生寺節分会(せつぶんえ)(京都市中京区)
毎年2月2日から4日にかけて行われます。2日と3日には壬生狂言の『節分』を上演し、参詣者の厄除と開運を祈願します。
▼壬生寺/重要無形民俗文化財 壬生大念佛狂言
http://www.mibudera.com/kyougen.htm
▼京の祭礼と行事(9)「壬生狂言と節分会」
http://www.kanshundo.co.jp/museum/gyoji/gyoji_09.htm

長田神社追儺式神事(兵庫県神戸市)
2月3日に行われます。室町時代から続く伝統行事で、神の使いを務める7匹の鬼が、松明の炎で様々な災いを焼きつくして不吉を切り捨て、天地を祓い清めて1年の無病息災を願います。
▼長田神社/追儺式神事
http://nagatajinja.jp/html/tsuina.htm
▼自然と文化のお話し/神戸、長田神社の追儺式神事のご紹介です。
http://blogs.yahoo.co.jp/dekunobou36/28027176.html

太山寺追儺式(兵庫県神戸市)
走り鬼と3匹の太郎鬼、次郎鬼、婆々鬼が松明を持ち、太鼓に合わせて踊り、悪霊退治をします。
▼maruchanchiの写真日記/太山寺・追儺式
http://oakat.exblog.jp/12624370/

蓮花寺(れんげじ)鬼踊り(兵庫県三木市)
鬼が鬼踊りを行います。参拝者は鬼の投げるたいまつを取り合い、お守りにします。
▼ちぎれ雲/鬼が踊る! 蓮花寺鬼踊り
http://blog.goo.ne.jp/reitsugamine/e/c44a20de76ea461ea37fdce1799f5726

浅草寺節分会(東京都台東区)
観音様の前に鬼はいないという考えから、「鬼は外」とはいわず「千秋万歳(せんしゅうばんぜい)福は内」と叫びます。
七福神が大ぶりで舞いながら、福を呼びます。
▼浅草寺/年中行事 節分会
http://www.senso-ji.jp/annual_event/setsubune.html

成田山節分会(せつぶんえ)(千葉県成田市)
五穀豊穣などを願い、立春の前日に行われます。新勝寺の本尊「不動明王」の前では鬼も力を失うとされ、「福は内」とだけ唱えます。
▼FEEL成田/節分会
http://www.nrtk.jp/news/setsubune/

アマメハギ(石川県能登町)
鬼が「アマメー」と叫びながら、怠け者や悪いものがいないかと、家をたずね歩きます。
▼能登町役場 行事案内/アマメハギ
http://www.town.noto.lg.jp/www/event/detail.jsp?common_id=1730
▼北國新聞ホームページ 奇面で「アマメー」、怠け心戒め 能登町でアマメハギ
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20170204101.htm

海山道(みやまど)稲荷きつねの嫁入り道中(三重県四日市市)
きつねの格好をした男女が結婚式を挙げ、豆をまきます。
▼海山道神社/狐の嫁入り神事
http://www.miyamado-jinja.com/yomeiri.htm
▼ぶらぶらお祭り探訪 /狐の嫁入り道中(三重県四日市市海山道町 海山道神社)
http://blogs.yahoo.co.jp/syayu_shinme/32670305.html

節分鎧年越(栃木県足利市)
人々が鎧や兜に身を包み、ほら貝や太鼓を鳴らしながら町を練り歩き、豆まきをします。
▼下野新聞「SOON」/「福は内」威勢よく武者が豆まき 足利で伝統の「節分鎧年越」

http://www.shimotsuke.co.jp/category/life/tourism/season/news/20170204/259083

最教寺(さいきょうじ)子泣き相撲(長崎県平戸市)
毎年2月3日、節分行事の一つとして行われます。高台の上で2人の幼児を向かい合わせ、行司が「ハッケヨイ、南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」とはやしたて、「泣く子は育つ」のいわれに従って、先に泣き出したほうが勝ちとなります。1954(昭和29)年に復活して以来、県内はもとより県外からもたくさんの参加者が訪れます。
▼平戸観光協会/最教寺 子泣相撲
http://www.hirado-net.com/?tribe_events=slug-tribe_events-2381

みなさんの身近なところでも、きっと何かしらの節分行事が行われるのではないかと思います。
家で節分行事を行う他にも、こうした行事に出かけてみるのも楽しいかもしれませんね。

節分の豆を使って:節分豆ごはん

さて、節分の豆まきに使う福豆。人数が少ない家では、余ってしまうことはないでしょうか?
記者の家は現在2人なので、一昨年も昨年も、余ってしまいました…。
余った豆は、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、何かひと工夫できないかと思い、節分の豆のレシピを探してみました。
その中で、簡単で、気軽に試せそうな「節分豆ごはん」をご紹介します。
こちらのレシピに沿って作りました。
▼毎日jp すくすくレシピ/第55回 節分豆ごはん
http://mainichi.jp/life/edu/recipe/archive/news/2006/20060127org00m100049000c.html(リンク消滅)

材料は次のとおりです。

<材料 大人4人分>
・米         2合
・節分豆(炒り大豆) 1合(約70g)
・昆布(だし用)   2切れ(なくても可)
・酒         大さじ1
・しょうゆ      小さじ2
・生姜        ひとかけ

節分豆ごはん

(1)生姜をおろします。
(2)米を洗い、通常の水加減(2合分)で水を入れます。
(3)そこにおろした生姜・しょうゆ・酒・昆布・節分豆を加えて、さっと混ぜます。
レシピでは、だし用の昆布は「1切れ」となっていますが、今回は2切れにしてみました。
また、レシピでは、(1)で生姜をおろして汁を絞っておき、生姜汁だけを入れます。
今回は、汁だけではなく、おろした生姜をそのまま入れました。
食べるときに生姜の繊維が気になる方は、生姜汁だけを入れるとよいと思います。

節分豆ごはん

(4)普通に炊飯器で炊きます。
今回は、30分ほど置いてから、炊飯器のスイッチを入れました。
(5)炊き上がったら、昆布を取り出してさっくりと混ぜ、蒸らして出来上がりです。
出来上がりました!

節分豆ごはん

(6)刻み海苔をのせると、一層おいしくなるとのこと。大人の場合は、生姜の千切りもいいそうです。
今回は刻み海苔をのせてみました。

実に簡単にできて、うれしい限りです。
炒り大豆の香ばしい香り、そして生姜の高い香りが効いていて、おいしかったです!
豆ごはんだけで、もりもり食べられます。
豆はかなり存在感があり、食べ応えがありました。
もし節分の豆が余ってしまったら、ぜひお試しください。

春はもうすぐ!

節分について、改めて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
古来より長い時を経て受け継がれてきた、節分という日やその行事に、思いを巡らせていただけたとしたら幸いです。
節分の翌日は、立春。
実際はまだまだ寒い日が続くとはいえ、立春がやってくると、気持ちが少しずつ春めいてくるような気がします。
「びお」が大切にしている、二十四節気・七十二候というリズム、季節感。
その最後の日に当たる節分には、元気に豆まきをして、春を呼び込みたいと思います。

9年前(2009年)、ちょうど立春の日に撮影した写真です

掲載イラスト・写真
恵方巻・福豆・鬼・イラスト:木下俊司 『住まいを予防医学する本』より

平安神宮 節分 追儺の儀における方相氏(京都市):Wikiwikiyarou (クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 3.0 Unported (CC BY-SA 3.0)
鬼追い式, 兵庫県三木市の大宮八幡宮にて:663highland(クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 3.0 Unported (CC BY-SA 3.0) )

参考文献
・日本の年中行事百科 1 正月 民具で見る日本人の暮らしQ&A(岩井宏實 監修、河出書房新社、1997年)
・和のしきたり 日本の暦と年中行事(新谷尚紀 監修、日本文芸社、2007年)
・和ごよみと四季の暮らし 写真でつづる「やさしい」暮らし歳時記(新谷尚紀 監修、日本文芸社、2006年)
・子どもに伝えたい年中行事・記念日(萌文書林編集部 編、萌文書林、2005年)
・家族で楽しむ日本の行事としきたり(石田繁美 編、ポプラ社、2005年)
・くらしの歳時記 日本の行事を楽しむ12カ月(古川朋子 監修、主婦の友社、2010年)
・なごみ歳時記(三浦康子 監修、永岡書店、2006年)
・子どもに伝えたい食育歳時記(新藤由喜子 著、ぎょうせい、2008年)
・まるごとわかる 365日ものしり百科 <2月> (谷川健一 監修、日本図書センター、2005年)

(2011/01/25の記事の再掲載)