住まいのグラフィティ

Vol.18  雪国の家
半田雅俊設計事務所

新潟でも内陸に位置するこのあたりは、特に雪の多い地域です。積雪4mになることもあります。大きな地震もありました。この家は屋根に1,8mの雪が積もった状態でも耐震等級3を確保しています。しかも室内には耐力壁がありません。
延面積28坪の小さな家ですが、広々とおおらかな暮らしができる住まいです。

半田雅俊

あえて高床式にせず、雪囲いを兼ねたウッドデッキが屋根付きの駐車場とつないでいます。

玄関は設けず、大きな土間空間に薪ストーブを設置しました。

吹き抜けを介して、床下エアコンと薪ストーブで全館暖房しています。

二階。室内に耐力壁がないので、間仕切りは住み方に応じて位置を変えることができます。

設計 半田雅俊設計事務所
施工 フラワーホーム
表題写真 上田明



半田雅俊  はんだ・まさとし

1950年生まれ。1973年工学院大学建築学科卒業。遠藤楽建築創作所勤務の後、1981~83年 F.LL.ライトの建築学校・設計事務所『タリアセン』在籍。ライトの住宅100棟以上を訪ね歩く。1983年半田雅俊設計事務所設立。NPO法人家づくりの会理事 。少ないエネルギーで快適に暮らせる、地域の気候風土にあった家「びおハウスH」開発者。

連載について

この連載は、住まいづくりの最前線を伝えるコーナーです。5日に1回ほどのペースで、建築事務所や工務店の最新事例をグラフィカルに紹介していきます。今日はどんな住宅と出合えるだろう、そんなワクワクした気持ちで覗いてください。