わらしべの里共同保育所

住まいのグラフィティ

Vol.16  わらしべの里共同保育所
アトリエフルカワ一級建築士事務所

森のめぐみを子どもたちに届けること。子どもたちのための木の家を作って欲しい、という保育園さんからの願いからこのプロジェクトはスタートしました。
木は個性的で一本として同じものはなく、木でつくる空間は、子どもたちの個性を大事にするわらしべの里の保育と驚くほど重なり合います。
完成した園舎で駆け回る子どもたちの笑顔、杉の床の上を愛おしくゴロゴロしている姿を見るにつけ子どもたちの木の家の感性を一番喜んでくれているのは子どもたち自身なんだと思います。

古川泰司
わらしべの里

園庭。どろんこ遊びが大好きなわらしべの子どもたちにとって、遊具はスコップとバケツ。

学童教室

学童教室。近年竜巻被害の続いた地域であることもふまえ、スキップフロアの下は子どもたちのシェルターに。

わらしべの里

子育て支援センター。15mスパンの空間を実現するために、引っ張り材で鉄も使った架構とした。

床材には杉を使用。子どもたちの遊ぶ時の腰の位置が低くなったようで、寝転んで床に触りたいのだろうと、職員談。

設計 アトリエフルカワ一級建築士事務所
施工 守屋八潮建設
写真 畑 拓

著者について

古川泰司

古川泰司ふるかわ・やすし
1963年新潟県生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業後、'88年筑波大学院芸術学系デザイン専攻建築コース修了。建築事務所や工務店に勤務後、'98年アトリエフルカワ一級建築士事務所設立。林業、製材、職人をつないだ、地域の木を生かした建物の設計を行っているほか、最近では、住宅医の資格を活かしながら、空き家活用で地域の空間資源再生を通した地域再生やコミュニティづくりにも関心を向けている。http://a-furukawa.com/

連載について

この連載は、住まいづくりの最前線を伝えるコーナーです。5日に1回ほどのペースで、設計事務所や工務店の建築事例をグラフィカルに紹介していきます。今日はどんな住宅と出合えるだろう、そんなワクワクした気持ちで覗いてください。