kamakura omachi house

住まいのグラフィティ

Vol.12  鎌倉大町の家
堀部安嗣建築設計事務所

時間がゆっくりと流れる古都に似合う家。
4間角総2階建のシンプルな輪郭の中に、融通無碍のプランと動線を内包しています。
また断熱、気密をしっかり強化しながら、びおソーラーを搭載。
寒い冬でも誰もが安心、納得する環境が実現したように思います。
住まいの性能は、科学と理屈をしっかりと見つめながら、最後はそれらを超えた情感を獲得することだと思います。

堀部安嗣
鎌倉大町の家

玄関を入ると右手に円筒形のスチール壁、内部は螺旋階段。奥にワークスペース、
右奥に広間、右手前に台所があり緩やかに空間をつなげている。

鎌倉大町の家

西側外観。屋根は4寸勾配で、外壁は杉板押縁貼りで防護保持剤を塗布し、極力開口部を小さくしている。



堀部安嗣  ほりべ・やすし建築家

1967年神奈川県生まれ。堀部安嗣建築設計事務所主宰。筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。「牛久のギャラリー」で2002年第18回新建築賞吉岡賞受賞。「竹林寺納骨堂」で2016年日本建築学会賞(作品)受賞。著書『堀部安嗣作品集』(平凡社)ほか多数。

連載について

この連載は、住まいづくりの最前線を伝えるコーナーです。5日に1回ほどのペースで、建築事務所や工務店の最新事例をグラフィカルに紹介していきます。今日はどんな住宅と出合えるだろう、そんなワクワクした気持ちで覗いてください。