旬のコラム
オニバス -香川の森里海から-
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善通寺市 前池のオニバス

小さなため池「前池」
善通寺市の前池という小さなため池に「オニバス」という浮葉植物が自生しています。オニバスは本州、四国、九州のため池などに生育する一年生草本で、葉は大きなものでは直径1.5mにもなるそうです。その大振りな葉からは日本の植物らしからぬ感じを受けますが、れっきとした日本の在来植物です。それは秋に咲く可憐な花を見ると納得できます。アマゾン原産の「オオオニバス」(こちらは直径3m以上にもなるようです)とは全く別のものです。オニバスは環境省RDB(レッドデータブック)香川県RDBともに「絶滅危惧II類(VU)」(絶滅の危険が増大している種)に指定されている希少植物で、前池のように群生している場所は全国的にも非常に珍しいようです。

オニバスの花

大きな葉を突き破って可憐な花が咲く
現在、オニバスの生息が確認されている池は、 日本全国で70ヵ所程度あると言われているそうです。香川県ではそのうちの実に48カ所のため池で自生が確認されているそうですが、前池はその中でも唯一、毎年生育していることが確認されていて「オニバスの咲く池」として四国のみずべ88カ所にも選ばれているそうです。あまり地元香川の人には知られていないかも知れませんが、大切にしたい香川の誇るべき「自然資源」のひとつです。オニバスは9月の初旬から中旬にかけて一面に可憐な花を咲かせます。是非一度ご覧になってみてください。

一面に咲くオニバス
文:菅徹夫(びお編集委員・菅組代表取締役)
菅組:http://www.suga-ac.co.jp/
ブログ:ShopMasterのひとりごとhttp://sugakun.exblog.jp/
季刊誌「あののぉ」Vol.19より寄稿:http://www.suga-ac.co.jp/other/kikanshi.html






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