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エアコン Air conditioner
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液体には蒸発するときに周りから熱を奪う性質(気化熱)があります。人体は運動をすると汗をかいて体温を下げるようにできています。また、打ち水をして涼を得る理屈と同じですが、エアコンも同じように(気化熱)を利用した仕組みです。
冷房運転の場合、圧縮機で高温高圧になった気体は、室外機の熱交換器に入りファンによって冷却されます。その際気体は放熱をしながら液化します。次にキャピラリー(渦巻状の毛細管)で圧力を下げられます。圧力を下げられ気化しやすくなった液体は室内機の熱交換器に入り、蒸発して周囲の熱を奪います。そこを通って出てきた風は冷たくなるという仕組みです。
ここで低温低圧になった気体は室外機の圧縮機に戻り、同じ動作を繰り返します。暖房の場合は、このサイクルが逆になります。即ち、冷房は室内が冷たい風、室外が暖かい風なのに対し暖房は室外が冷たい風、室内が暖かい風になるわけです。

エアコンの場合、冷媒にはフロンガスが使われます。CFC(クロロ フルオロ カーボン)は、塩素を含み、オゾン層破壊の程度が高い化合物(オゾン破壊係数0.5〜1.0)でしたが、特定フロンとして1995年末に生産中止になりました。代わりに使われるようになったHCFC(ハイドロ クロロフルオロ カーボン)は代替フロンと呼ばれるもので、塩素の他、水素を含んでいるため、オゾン層破壊の程度が少ない化合物(オゾン層破壊係数CHCの約1/10〜1/50)だと言われ、現在は規制対象外ですが、2020年に全廃を予定されたものです。家庭用のルームエアコンにはまだ使われていないそうですが、新冷媒(代替フロン)と呼ばれるものに、HFC(ハイドロ フルオロ カーボン)があり、この物質は、塩素を含まず、水素を含んでおり、オゾン層破壊がない新代替物質(オゾン層破壊係数 0)で、R-134aがカーエアコン、家庭用冷蔵庫等に使われています。
ホコリの害
一般のエアコンは、だいたい一時間に一回の割合で部屋全体の空気を入れ替えていますが、外の新鮮空気を導入しているわけではないので(部屋の空気をただ、ぐるぐるしているだけ)その際、空気中のホコリも同時に吸い込んでしまいます。

フィルターの埃。ここまでくるとかなりマズい状態。
フィルターに付いたホコリは、フィルターを掃除すれば済みますが、他にもいろいろな所に付着して故障の原因になります。風力が弱くなる原因は、送風側の汚れが原因です。極端に汚れると本体内部に結露が起き、その水が垂れてくることがあります。
室内を除湿することで生じた水はドレンホースを通って外に排水されますが、そのドレンホースが詰まった時にも、水漏れが起こります。熱交換器等に付いたホコリのため熱交換が悪くなり出力が自動的に下がります。内部の汚れは機器の能力を低下させ電気代のコスト高につながり、また故障の原因にもなります。
インバーターエアコン
インバーターとは「逆変換機」(直流を交流に変えると言う意味)です。家庭用の電気は交流と言って、関東は50ヘルツ、関西は60ヘルツになっています。交流のままではモーターの回転数を自由に変えられないためインバーターユニットで一旦直流にしてから周波数を自由に変えられる交流電源を作ります(たとえば30ヘルツから120ヘルツ程度)。これを冷房機のコンプレッサーモーターに供給すると、それに従ってモーターの回転数が変えられるようになります。室内側の指示によってモーターの出力を滑らかに変えることにより、無駄のない室温調節を可能としたエアコンです。
エアコンの暖房について
電気ヒーターは電気エネルギーをそのまま熱エネルギーに変換しますが、エアコンは動力を用いて熱の運搬を行います『室内と室外の熱の交換』 1KWの電気ヒーターは熱量にして860キロカロリー変換しますが、750Wのモーターは理論上、最大で3000キロカロリー以上の熱エネルギーを運ぶことができます。ただし熱損失、他に諸々のロスがあるので電気ヒーターの3倍とまではいきませんが、エアコン暖房のほうが電気ヒーターの暖房よりもかなり有利になります。
オーバーホール
最近エアコンのカビが原因だとされる「夏型過敏性肺炎」が話題になりました。夏は、湿気が多いため、部屋の中にトリコスポロンというカビが発生しやすい状態になります。肉眼では見えないトリコスポロンの胞子を何度も吸い込むことによって、胞子に対するアレルギー反応が起き、肺に炎症が生じると言われています。そして、この病気は単なる夏カゼと誤認しやすく、一般に内科医でも認識が薄いために誤診する可能性もあるのだそうです。この夏型過敏性肺炎を防ぐには、このトリコスポロンなどのカビを取り除くしか方法はありません。徹底的なクリーニング方法としてプロに依頼して、本体を取り外し分解して、部品を一枚一枚確実に洗浄する(電装品を除く)方法があります。エアコンのクリーニングはプロに依頼するのが確実です。部品を分解し、1点1点洗浄するオーバーホールは、作業時間は約2〜7日間、費用は約4・5万円とのこと、その他、本体を外さずに、部品を可能な限り分解して洗浄する方法(作業時間約90分、費用1.2万円)もあります。

最近はお掃除機機能付エアコンが人気ですが、オーバーホールも大事です






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