色、いろいろ。
麦秋
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二十四節気の「小満」を迎えました。麦の穂が実り、少し満ちてきたということからきています。
麦にとっては秋のような季節であることから、このころを「麦秋」と呼びます。
一茶
「麦秋」という言葉には、初夏にありながらほんのりとした物哀しさが感じられます。子を背負ったまま鰯を売る、という決して豊かとはいえない親子の様子が、一層の哀愁をさそいます。
麦はこの時期から収穫を迎えるため、かつては米との二毛作が出来る貴重な穀物でした。
しかしながら麦の扱いは米の代用品といった感があり、
「麦三日米二十日」(米は何日食べてもいいが、麦は三日が限度)
などという諺まであります。
麦の歴史や食との関わりは以下の記事に詳しく出ています。
びお ハレの日の旬・ケの日の旬
麦秋―夏に向けて、麦に注目
http://www.bionet.jp/2010/05/bakusyu/
自給率こそ低いものの、麦の生産は日本全国で行われています。一方で、味噌や焼酎のような地域性の出る発酵食品での麦の用いられ方には地域差が出ています。
麦味噌は九州や中四国などの地域で主に食べられています。
麦焼酎の発祥の値は壱岐だといわれており、また大分でも麦焼酎の生産が盛んです。
かつては米の代用品のような扱いだった麦も、地域ブランドという新しい役割をになっています。
「麦と姑は踏むがよい」という諺もあります。よい麦を育てるには麦踏みを行います。姑に対しても下手にばかり出ずに強く当たったほうがよい、ということだといわれていますが、どうにもこのことわざはしっくりきません。本来は「麦と嫁は踏むがよい」だったのではないか、などと勘ぐってしまいます。
先頃から、東日本大震災で被災した宮城県名取市のビール工場で、麦汁の仕込みが始まったと報道されています。
読売新聞 サッポロ仙台工場、ビールの仕込み再開
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110519-OYT1T00759.htm
踏まれて強くなる麦が復興のシンボルに、というのは、少々こじつけが過ぎますが、夏に向けての明るいニュースです。




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