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Wallpaper クロス・壁紙
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壁紙とは、布や合成樹脂でできたシートで、内壁下地材の表面に接着剤を用いて貼り付ける内装仕上げ材です。一般には「壁紙」と言われていますが、天井に貼ることも多く、建築業界では「クロス」と言われています。新築からリフォーム、住宅からホテルまで様々な建物の内装に使用されています。
材料の特徴
壁紙(クロス)は上から貼るだけで下地を隠し表面を化粧することができるという装飾性と、安価でスピーディーに施工することができるという特徴を持ちます。特にビニールクロスは加工しやすく、高い印刷技術、エンボス技術によって様々なデザインのビニールクロスがつくられるようになり、常に新しい商品が開発され、ちょっと古いサンプル帳で製品を選んでいると、もうその製品は市場にないこともあります。また、効率よく施工できるよう、クロスに糊をむらなく塗るためのプロの道具もあり、下地の調整から仕上げまでが比較的短期間ですむことから、経済性も高く幅広くいろいろな建物に採用されている壁仕上げの一つです。

クロスを貼る直前の現場の様子。
壁紙の素材
壁紙の素材は、住宅で一般に用いられる壁紙は、ビニール壁紙(ビニールクロス)で、以前は織物壁紙(布クロス)も多く使用されていました。そのほかに、加工紙、和紙などの紙壁紙や木を薄くスライスして裏にアルミと紙を張り合わせた木質壁紙、ガラス繊維、オレフィンなどを使用した環境対応壁紙などもあります。ガラス繊維クロスは、塗装下地につかい仕上げとしては高級になります。

●ビニール壁紙(ビニールクロス):
プリントやエンボス加工など多様な加工が可能な、ポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙のことをビニールクロスといいます。素材の特性から、様々な色・柄・テクスチャーの商品があり、消臭や抗菌・汚れ防止など様々な機能をもったビニールクロスもあります。ほかの壁紙に比べて施工が簡単で、量産性に優れ、比較的価格の安いものが多いために広く普及しています。住宅業界で、標準装備されているクロスは、殆どこのビニールクロスです。しかし最近では、材料に含まれる化学物質が健康に与える影響や、廃棄時に焼却されると有害物質を発するなど環境汚染の問題が指摘されているため、塩化ビニールの使用量を減らしたり、不揮発性の可塑剤を目指すなどの取り組みが行われています。
●織物壁紙:
素材の中心はレーヨンでその他、合成繊維と綿、麻との混紡糸も使われている壁紙です。織物ならではのボリューム感と豪華さを持った壁紙で、色柄とも豊富で柔らかで暖かみのある風合いが特徴です。また織物独自の特性として、吸音効果、調温性、通気性に優れた性質を持っています。塩ビが建材になる前からある伝統的な素材です。
●オレフィン壁紙:
オレフィンは、環境問題の悪役「塩ビ」に代わるものとして開発された素材…と理解しています。ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料としていますので、燃焼時の発煙量が少なく、塩化水素などの有毒ガスがほとんど発生しない、安全性に優れた地球にやさしい壁紙です。施工性、安定性、意匠性においても、最もビニール壁紙に近いクオリティの壁紙です。
●珪藻土壁紙:
植物性プランクトンが海底に長い間堆積してできた粘土状の泥土からなる自然素材の珪藻土を使用した壁紙です。細かい気孔のある粒子が湿気を吸収し、空気が乾燥した時はすばやく逃がす、調湿機能があり、石膏ボードとの組合わせにより、結露が発生しにくくなります。性能が数値で示されている製品もありますが、ただ珪藻土を売り文句にしているだけのものもあります。
●紙壁紙:
紙を主要素材にした壁紙で、ヨーロッパ等では需要の高い壁紙です。日本では和の空間を表現するために使用されたり、紙を撚って作った糸を用いた紙布などが使用されます。
壁紙の機能
いろいろな機能を備えたビニールクロスが商品化されています。汚れ防止・抗菌機能:抗菌性フィルムがラミネートされ、汚れが落としやすいビニールクロスです。抗菌性フィルムは、食品包装材料などにも使われている安全性の高いフィルムで、表面強度にも優れています。
●ミラクロス:
通常の汚れ防止クロスよりさらに強力な汚れ防止加工のフッ素樹脂フィルムがラミネートされて、簡単に汚れが落ちるビニールクロスです。洗剤を使わなくても乾拭きで汚れが落とせます。
●スーパー耐久性:
一般ビニールクロスに比較して約10倍の引っかきキズに対する強度があります。エバールフィルムを使用し、抗菌性と汚れが落としやすい性能も備えています。吸放湿性部屋の湿度を調節し、結露やカビの発生を抑えます。表面が硬く、傷がつきにくいビニールクロスです。
●消臭:
悪臭成分だけを取り除く選別消臭効果があるビニールクロスです。アンモニア臭や腐敗臭に効果がありますが、タバコの臭いは除去されません。
●耐水性:
表面の特殊樹脂が水をはじき、ガラス繊維を混ぜた裏打紙が湿気による伸縮を抑えるビニールクロスです。
●マイナスイオン:
マイナスイオンを発生し、部屋内を自然環境に近づけるビニールクロスです。(効果の持続期間は壁紙耐用年数と同程度)
●ホルムアルデヒド消去:
空気中のホルムアルデヒドを吸着し無害な物質に分解するビニールクロスです。 (効果持続の目安は3〜6ヶ月)
●蓄光:
消灯後約15〜20分間発光するビニールクロスです。ブラックライトを照射中は継続発行します。(効果持続の目安は約5年間)
その他にも防火性、カビ抑制、防塵、吸音、ほつれ防止などの機能を持ったクロスもあります。
お手入れ


時を経て風合いを増すという素材ではありません。傷んだら5年を目安に部分補修をして。10年を目安に貼り替えるのが一般的です。賃貸住宅の場合、入居者が変わるたびに貼り替えるという手軽な材料です。日常のお手入れではハタキや掃除機のブラシで清掃をします。
汚れは、消しゴムで消したり、中性洗剤で拭くように洗い落ちしたりします。
有限責任中間法人日本壁装協会から、住まいのしおり「壁紙の貼り方」という公開されたマニュアルをダウンロードすることができます。新築時は無理でも、メインテナンス時に、トイレの壁1面だけ、子供部屋だけ…といったDIYが勧められています。必要な道具、貼り方のコツについても丁寧に案内されています。
「壁紙の貼り方」ダウンロードページ(ページ中段)
発行/有限責任中間法人 日本壁装協会
http://www.wacoa.jp/wacoa/our_chirashi.html






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