花々舎の草花
冬至・雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる) お正月の花
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あけましておめでとうございます。
どうしてかしら?
お正月を迎えたとたんに日の光や風や室内の空気までも新鮮に感じられるのは。
子供の頃からすこしも変わらない感覚です。
普段はお花を飾らないお家でもお正月はやはり特別のハレの日です。
玄関や居間の正面などにお花があり新年を演出してくれます。
わが家のおせち料理は年々質素になっているのですが、お正月の花だけは華やかになりました。
私が年を重ねたことと比例しているようです。
皆様にとって今年も良き事の多い年でありますように。

正月を、地元を詠んだ句で始めます。
この句は、太平洋と浜名湖を繫ぐ今切口を詠んだ句です。
浜名湖は、むかしは淡水湖でした。近江(おうみ/琵琶湖)に対して、古名は遠淡海(とおつあわみ/遠江)と呼ばれていました。
明応7年(1498年)に大地震が起きました。津波が押し寄せ、浜名湖と海を隔てていた弱い部分(砂提)が決壊し、現在の汽水湖になりました。この津波で、舞阪と弁天島が分かれ、被害を受けた村が、村中で新地に引っ越したということで村櫛という名前の村ができました。決壊した場所は「今切(いまぎれ)口」と呼ばれ、江戸時代は渡し船で往来しましたが、新居に関所があり、この関所は「股あらため」が合ったので、お姫さんたちは奥浜名湖の道を通りました。地元では「姫様街道」と呼ばれています。
今切口は、狭いところで200mの幅しかなく、大潮のときには急流のようになります。そこを魚が往き通いますので、釣りの名所になっていて、昼も夜も、いつも人で賑わっています。
「流し釣り」という釣り船があって、船頭が櫓を巧みに操り、船を流れに対して横に流しながら釣り糸を垂れます。マダカ(スズキになる前の魚)釣りの季節になると、生き餌(ひいらぎ)で釣ります。マダカの鰓洗いは豪快で、海面から踊るように飛び上がって釣糸を切ろうとします。マダカ釣りの最盛期は、春と秋にそれぞれ一週間位のもので、そのほかのときにもは出ていて、「釣れないなぁ」という顔をした釣り客の顔が、今切れの岸から見えます。
お正月の今切れは、初日の出のあとは静かなもので、風の音がヒュルリと聴こえます。清しい風音です。
冬至「雪下出麦・ゆきわたりてむぎのびる」
http://www.bionet.jp/2009/01/bio72_66/




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