花々舎の草花
立冬・金盞香(きんせんかさく) 秋の草花
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家から20分ほど歩いた所に農業用水が流れています。その用水路沿いの道にいろいろな草花が育っていて私の大好きな道のひとつになっています。
小春日和のきょう、秋の草花をみつけにこの用水路にやってきました。
すぐに、イヌタデ、ノギク、ルコウソウ、チカラシバ、アワガエリ、セイタカアワダチソウなどが手の中に集まりました。
雑草とひとくくりで呼ばれてしまいそうな草花ばかりです。
秋の空の下でのんびりと風に揺れる草花たちを見ていたら、開かない扉がふわりと開いてくれそうな気分に誘われていました。

仕事柄、伐採現場に立つことがあります。今は斧で伐られることはなく、チェンソーであるわけですが、檜の場合、その香りのつよさに驚くことがあります。寒々とした冬木立にも関わらず、匂い立つ香りに、木の生命ということを感じます。
しかしながら、最近の山は荒れるにまかされていて、山は暗く、間伐されないので50年経った木だというのに「線香林」と呼ばれるような状態を囲っています。間伐されても、「伐り捨て間伐」が行われていて、間伐した木を運び出すことなく、木は山にそのまま捨て置かれているのです。大雨が降ると、それが水を堰き止めてしまい、鉄砲水となって流れ出し、大きな自然災害を招いています。先般、兵庫県の佐用町で起こった災害は、それが原因だといわれています。
蕪村の句は、よく管理された明るい森だからこそ響く句であると思います。
15世紀室町時代の歌僧心敬(しんけい)に、
山深し心に落つる秋の水
という句があります。この句は、連歌の発句でありますが、単独の句としても詠める句です。深山の秋の水の音は、心に落ちるのであり、そこに木魂する斧の音と木の香りがあれば、その山はどんなにいいだろう、と思います。
立冬「金盞香・きんせんかさく」
http://www.bionet.jp/2008/11/bio72_57/




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