興味津々
「 シャッター通り、どうしたらいいのか?」
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シャッターが閉じられた商店街は、その街の衰退を表していて、どうしたって気持ちが凹む。
この原因は、産業構造や社会構造、都市構造そのものの変化によるものである。殊にモータリゼーションの進展による変化が大きい。鉄道駅やバスターミナルに付随して発展してきた商店街(駅前商店街)は、自動車で買い物に行く生活スタイルが広がるにしたがい衰退を余儀なくされた。2000年に大規模小売店舗立地法が施行されて、それに拍車が掛り、ロードサイドショップが郊外の国道やバイパス沿いに乱立するようになった。
最近、郊外に建てられる大型店舗は、スーパーマーケットの枠を超え、百貨店や映画館(シネマコンプレックス)、専門店街、カルチャーセンターなどの機能を取り揃え、大型無料駐車場が用意される。土日は家族連れでたいそう賑わうが、冷凍食品などのまとめ買いが多くなり、旬のある生活ということと遠くなる。
しかし、商店街に空き店舗が増えて、そこがシャッター閉じ切りになると寂れた印象がつよく、それが通り全体の3分の1を占めるようになると、アーケードその他の維持管理費、イベント等の一店舗当たりの負担金も重くなり、通りそのものの維持が難しくなり、さらに衰退を呼び込むことになる。加えて、空き店舗を埋めようとサラ金や、キャバクラなどの風俗店をテナントとして入れると、環境はいよいよ劣化してしまう。ダメになったアメリカのダウンタウンのように、治安の悪化も懸念される。
では、これをどうしたらいいのか。
構造的な難しさを持つが故に、有効な対策も妙案もなかなか出てこない。もう一度、商店街として活気をつくろうとしても、もう消費者の足が遠退いているわけだから、それを呼び戻すのは容易なことではない。
それならいっそ、というのが今から述べる案である。
それは、かつての町家にあった知恵である。
町家に、仕舞屋(しもたや)と呼ばれる建物がある。仕舞屋とは、文字通り店を「仕舞った(商いをやめた)」店からきている。仕舞屋の窓は、竪子の巾とその隙間を同寸法にとる独得の出格子になっている。
シャッターを閉じて、ふつうの家に戻そうとすると、もともとお店だから始末が悪い。お隣が商売を続けている場合には、普通の住宅の玄関にするわけにも行かず、その改造設計に神経を使わざるを得ない。もし、かつての仕舞屋のように格子を変えるだけでファサードの変更ができ、商店街としての環境を壊さないでやれれば悪くない。
そういう練れたやり方を考えないで、なす術もなく、シャッターを閉じたままにしているのはツライことである。郊外の大型店が、これから先も栄えるとは限らない。閑古鳥がなくようになったら、大型店はすぐに撤退する。街の中に人が戻ってくる可能性はゼロではない。そのときには出窓を取っ払って、また商売を始めればいいではないか。
かといって、その仕舞屋格子は、かつての古めかしい町家のそれでは、どうかと思う。やはりそこは、新しいデザインが求められるのではないか。







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