特集
「小さな家から」という発想。長期優良住宅・その三
2009年06月05日 金曜日
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尾張町家 at inuyama 内観

尾張町家 at inuyama 内観
設計の基本
躯体は、平角スケルトン。
耐力壁は、1/3ルール。

柱は、ふつう建物の梁(はり)に使われる平角材ですってね?
そうです。メインスケルトン(躯体)は、120cm×240cm×6mを用います。柱にも同じ材を用います。頼もしい材ということもありますが、断面欠損対策としても有効です。在来軸組構法では、接合部で柱や梁を組み合わせるため、穴を開けたり、差し込んだりします。この穴は通し柱にとっては断面欠損であり、構造的に一番弱い部分です。しかし、太い柱を使っておけば断面欠損があっても、残りの部分で十分地震に耐えることができます。平角スケルトンは、この点で具合がいいのです。

耐力壁は1/3ルールとか?
ベースの各辺の1/3以上を耐力壁とします。



分りやすいルールですね。
そうです。分りやすくて、おもしろいルールです。
プランニングにあたっては、この耐力壁を「引き戸」に見立てるといいと思います。リビングを臍(へそ)にして、生活の場面を想定してスペースを整理し、ある部分はベース内に、ある部分はゲヤにします。キッチンや、階段や、たたみの部屋をゲヤにしたっていいのです。外部の庭や、ゲヤ空間に通じる部分を、「引き戸」を引いたり、押したりしながら配置します。1/3は残してください。それが耐力壁になります。
プランニングにあたっては、この耐力壁を「引き戸」に見立てるといいと思います。リビングを臍(へそ)にして、生活の場面を想定してスペースを整理し、ある部分はベース内に、ある部分はゲヤにします。キッチンや、階段や、たたみの部屋をゲヤにしたっていいのです。外部の庭や、ゲヤ空間に通じる部分を、「引き戸」を引いたり、押したりしながら配置します。1/3は残してください。それが耐力壁になります。

何だか、分ったような気がしてきましたが、
レッスンを必要としますね。
覚えると段々とおもしろくなります。
そこで、もう一つの手を紹介します。
そこで、もう一つの手を紹介します。
設計の手順 3
ベースとベースの組み合わせ

もう一つの手って?
ベースとベースを組み合わせるやり方です。

この模型写真の左側が、今紹介したベースとゲヤの方法ですね。右側が、ベース自体も展開するベースとベースの組み合わせです。






いろいろなバリエーションがあるのね?
はい。もしベースとベースを配置できる広さの敷地なら、敷地に同じようにベースの積み木を置いてみてください。6m・5m・4mのベースを取っ替え引っ替えしてね。この間をゲヤで繋ぐと一つの家になりすまし、繋がない場合は「離れの部屋」になります。つかず離れずがいいとされる、二世帯住宅のプランに合っています。

具体的に、どんなプランになりますか?
はい、それをお見せしましょう。まず、昼の家と夜の家を意識的に分けてみたプランです。








2009/6/6(土)08:25
高井さん、サカタさん、コメントありがとうございます。犬山スクールは60名近い参加者による合宿スクールで、目からウロコの内容になりました。これからも、この取り組みをいろいろと紹介させていただきます。
積み木ですが、今回のものはchoさんの手作りによるものです。
いま、とある有名木工所で作ってもらうべく交渉中です。制作しましたら、参加メンバーの意見もお聞きして、販売するかどうか決めたいと考えています。参加型でやりたいので、販売する、というのが基本的な方向でありますが。
2009/6/6(土)06:18
いやぁー、おもしろい。こんなやり方があったなんて驚き。しっかりした構造と、それでいて自在な設計が渾然一体になっていて・・・。しかも、家族の変化にも対応できて・・・。
紹介されている積み木、手に入りますか?
2009/6/5(金)22:21
その三は、予想を超える内容で驚いています。こんなスクールを開き、みんなで勉強している姿も感動的です。おりしも長期優良住宅の開始が新聞で報じられていて、タイムリーですね~。拍手をおくります。パチパチパチ。