ハレの日の旬・ケの日の旬
高津川は日本一の清流 高津川の鮎も日本一
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「鮎のおいしい川は、森も元気?」
(アウトドアライター 天野礼子)
鮎は、ベトナムから中国にかけて確認されていますが、日本だけに三種類(琵琶湖の“湖産アユ”、日本中の海から川へ溯る“海産アユ”、琉球の“琉球アユ”)いるために、日本が生息の中心地と考えられています。
地球儀上の“アユベルト”地帯は、実は昔から“鵜飼いベルト”地帯とも重なっていると知られています。
島根県の高津川は、“鵜飼い”のうち、今ではもう見ることができない「放し鵜飼い」が近年まで行われていた川として知られています。
私はこの川を、2003年に出版した『日本の名河川を歩く』(講談社+α新書)で、総合得点日本一としたのですが、この2年は国土交通省河川局も“水質日本一”と選んで話題になっています。
「鮎正」という名料亭が高津川から出身して新橋で“鮎づくし”を食べさせる店として有名です。私も昨夏ここでフルコースを食べ、また地元・吉賀町柿木でも「原田屋旅館」の“鮎づくし”と食べ比べてみました。どちらの店がおいしかったか? 実は、甲乙つけがたかったのです。
今夏は「鮎正」が新店舗建設中のため、東京で高津川の鮎は食べられません。高速料金も下ったこの夏、高津川まで“天然アユ”の顔を見にこられませんか?
私はこの高津川流域の皆さんとこの春、「清流高津川を育む“木の家づくり”協議会」を発足させ、(株)リンケンの田村浩一さんを会長に据え、5月24日には自分が事務局をつとめる「日本に健全な森をつくり直す委員会」(委員長は養老孟司)と共催でシンポジウムも繰り広げています。
鮎が元気な、ダムのない名川・高津川。鮎が元気な川は、森も元気です。その謎を、カナダの森とサケの例で、そのうち皆さんにお伝えしたいと思います。
1953 年、京都府に生まれる。中学・高校・大学を同志社に学ぶ。1988年、文学の師・開高健とともに“川の国”のダムに警鐘を与える国民運動を立ち上げ育てた。
2000年より高知県仁淀川町の営林署官舎あとを借り釣りや著作活動に通い始め、地元の人々と「仁淀川の“緑と清流”を再生する会」をつくり、木質バイオマスや林業などの勉強を重ねる。2004年から京都大学が提唱する「森里海連環学」を高知県に誘致し、現在、森と川と海のつらなりを取り戻す大規模な実験を展開中。著書に、『ダムと日本』(岩波新書)、『だめダムが水害をつくる!?』(講談社+α新書)、『市民事業』(中公新書ラクレ)、『“緑の時代”をつくる』(旬報社)、『“林業再生”最後の挑戦』(農文協)など多数。
「さあ、鮎のシーズンだ。」
(株式会社リンケン代表、「びお」編集委員)

ダムの無い川、天然鮎の遡上する清流日本一の噂を聞いて今年も全国から太公望が高津川の鮎を求めてやって来ます。遠くは四国から車に寝泊りしながら秋まで鮎漁にどっぷり浸かる猛者もいるのです。折角遠くから訪れてきてくださる釣り人に、噂にたがわない川だと感じていただけるのか高津川ウオッチャーの一人としてハラハラドキドキしながら見守るしかありません。
鮎と言えば「香魚」の異名を持つことは良く知られているでしょう。
川の中の岩や小石に生える藻苔を主食とすることでほのかな香りがすることからこの名がついたようです。水のきれいな川で育つ良質の苔を食んだ鮎はスーパーで売られている養殖の鮎とは香りも味も格段に違うのです。
高津川産の鮎が都会の高級料亭で引っ張りだこなのは早瀬で鍛えられ上質の苔で育った鮎がどこの鮎よりも美味しいと言うことをプロの料理人は知っているからなのです。

これから夏までの若鮎は身も骨も柔らかいので釣り上げた新鮮な鮎をヒレを取り除きそのまま輪切りにして酢味噌か梅酢醤油で食べる「せごし」は香りと歯ざわりを楽しめる逸品です。
初夏の川のせせらぎの音を聴きながら時を忘れ、せごしを肴に呑む地酒の美味しさは格別のものがあります。
もちろん、定番の塩焼きや天婦羅にして食べるのも頬落絶佳であることは言うに及びません。(珍味「うるか」についての薀蓄は秋のシーズンにまたお知らせすることにしますね。)
こんな滋味溢れる宝物のような川を後世にちゃんと残していくことが僕たちの使命だと強く感じるこの頃なのです。そうするためには今何を為すべきかを問われているように思います。
ところで高津川流域の山陰の小京都・津和野は町の中を流れる水路に放し飼いの鯉(コイ)が有名で、高津川の鮎(アイ)も自慢なので語呂あわせで「愛と恋の町」というキャッチフレーズで観光客を呼んでいます。
日本一の清流の町で旬の「愛」を味わうのもオツというものです。
株式会社リンケン
特選ブログ
マイルスくんが行く(マイルス社長のパラドックスな日々)




2009/5/21(木)18:22
いよいよ鮎漁の季節。
今日から高津川の鮎竿がけ漁の解禁です。
会社に向う川沿いに早朝より太公望の姿が見受けられました。
水量がいまひとつ少ないのが気になります。
まだ小型のも…
2009/5/21(木)22:23
milesさん
記事とコメント、ありがとうございます。
私の父が、鮎釣りが大好きで、幼い頃よくついていきました。そんなわけで、よく鮎を食べる機会があったのですが、「せごし」は未経験です。
父にも高津川を進めてみます。
2009/5/21(木)18:17
5月20日の竿漁解禁日には650人の太公望が高津川に
押し寄せたそうです。
今朝の全国ネットFM東京「木漏れ日アプローズ」
(am10:30~11:00)でもDJが高津川の鮎の美味しさについて熱く語ってましたね。