興味津々
興味津々・No.063
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「エコ」が、あちらこちらで叩き売りされている。「エコポイント」もその一つである。テレビも、冷蔵庫も、空調機器も容量の大きなものがポイントが高く、それは当然にエネルギーを食うわけだから、「エコ」に反している。景気浮揚策が主なのか、環境対策が主なのか、ハッキリさせるべきだ▼エコの代表とされるソーラーパネルであるが、中国では、そのポリシリコンの生産コストを抑えるため、有毒廃棄物を土壌に垂れ流しにしている。これにより野生生物は命を奪われ、人体は危険にさらされているという報道(Washington Postより)があった▼この記事によれば、四塩化ケイ素の粉末廃棄物により、中国の内陸東部にある河南州の田園地帯が真っ白になったと報告されている。ポリシリコンが1トン製造されると、4トンの四塩化ケイ素が廃棄物として出るといわれ、それによって有毒な塩化水素ガスと酸が分離して空中に漂うという。それが果たして「エコ」といえるのか▼「エコ」「クリーン」といいながら、実際に悪影響を生んでいるものが少なくない。エタノール燃料のためトウモロコシの需要が高くなり、それが食料コストの上昇に直結してしまったり、バイオ燃料のためにヤシ林が伐採され、インドネシアの熱帯雨林が破壊を受けたりしている▼「原子力発電はCO2ゼロ」という宣伝も、そのマヤカシの一つである。経済産業省と環境省がまとめた「温室効果ガス排出量算定・報告」の集計データによれば、日本の原子力発電所や核燃料製造施設から、中規模火力発電所一カ所分が排出する温室効果ガス(年間約82万トン)が出ていることが分かった▼この数字は、運輸・郵便の事業所 (約90万トン)に匹敵する排出量である。核燃料製造や使用済み核燃料の処理などのためには、大量の電力消費が伴うのである▼電力各社は、それを「CO2ゼロ」と言い、原発を地球温暖化防止のエースの如く、莫大な資金を投じて宣伝している▼原子力発電が持つ危険性については意見が分かれるところであるが、こういう数字があるというのに「CO2ゼロ」をいうのでは、事実を隠蔽する体質と見られても致し方ないであろう▼地球のために、ほんとうに何がいいのかを見定めるには、正確な数字を知らなければ判断を誤るのである。




2009/5/29(金)07:05
住まいの予防医学
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2009/5/28(木)17:14
修ちゃんさん
コメントありがとうございます。
金属シリコンを作るには大量の電気が必要なので、電力の安い国(中国、ロシア、ブラジル等)で作られているようです。
「エコっぽい」ものはたくさんありますが、裏を見てみると、眉唾物がたくさんあるということですね…
なお、初出時に「運輸業」としてしまってありましたが、「運輸業の事業所」です。訂正いたします。
2009/5/28(木)16:49
太陽電池の生産でも有害物質が出るんですね。
シリコンて中国から輸入しているのでしょうか?
原発が温室効果ガスを運輸業に匹敵するほど排出しているとは驚きです。
エコって言葉を使うのも難しいですね。