特集
一番低い山コレクション
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今回は三分で出来る登山のご紹介。「三分間で登山出来る」というと、何かのキャッチコピーだったり、あるいはネット上での仮想登山か何かかな、と思われるかもしれません。ですが、今回はストレートに、本当に三分間で登頂出来る「山」をご紹介します。
今回紹介する「山」は、静岡県浜松市の「根川山」。標高32メートル、国土地理院発行の地形図に掲載されている「山」としては、静岡県で一番低い山です。
現在「佐鳴湖公園」として整備されている公園に面しています。
佐鳴湖公園には遊歩道が整備されており、そのすぐ脇に突然登山口が現れます。

それでは早速登山開始。

こんな感じの道が続きます。

ちょっと意味ありげに石碑があります。

いきなり山頂に。看板にもあるように、静岡県で一番低い山です。
山頂から湖を望んでみましょう。

……一応、湖側なのですが、木が茂っていて何も見えません…

ちょっと下ってみると、かろうじて木の向こうに湖が、ちょっと見えます。

ちなみにこちらは下山してから見た湖の様子。

登山道は山を南北に貫いています。北には先ほどの入口の看板がありますが、南側は看板がありません。
代わりといっては何ですが、杖が置いてあります。

根川山全景。
ゆっくり登って、ゆっくり降りてきても、10分はかかりません。ハイヒールではちょっと無理ですが、登山用の装備等はもちろんいりません。
ただの丘じゃないか、と言われると確かにそうかもしれませんが、国土地理院が「山」といっているぐらいですから、やっぱりこれは登山、なんでしょうか?
というわけで、あっという間に終わってしまった登山ですが、こうした超低山を楽しむ人たちが、実は結構いるんです。
全国の低い山自慢
特集『日本百名山』VS『日本百低山』で取り上げた「日本百低山」の定義として「知名度が高いこと」「ストーリー・歴史がある」「歩いて面白い」ということがあげられています。
さて、この定義に漏れたからか、あまりにも低いからか、根川山は百低山には選ばれていません。
というよりも、山としてみてもらえない、というのが実際のところでしょう。
ところが、低い山自慢という不思議な世界があります。
日本で一番低い山とされているのは、大阪の天保山。標高4.53メートル。

中央部、人がいるあたりが「天保山山頂」。wikipediaより
しかし、天保山は築山(人工の山)であり、これをもって天保山は日本一低い山ではない、ウチこそ日本一だ、という山がたくさんあります。
自然山で一番低いのは、徳島の弁天山(6.1メートル)。こちらは山開きも行われる本格的な「山」。山頂で結婚式も行えるそうです。
香川県の御山は、標高3.6メートル。2005年になって開山したばかりの「日本一低い山」です。台風で付近が浸水した際に、一番高い場所を探してみて「発見」された新しい山ですが、郷土史にも記されている自然山です。国土地理院の地形図に記されておらず、惜しくも「自称日本一」ですが、いつか掲載されれば日本一の座に輝くかもしれません。
「日本一高い山」は、この先もずっと富士山でありつづけるでしょうが、「低い山」は、ある日自分のうちの近所が認定されるかもしれないし、日本一どころか、世界一も、ひょっとしたらあり得るかも。ちょっと変わった楽しみとして、超低山を追いかけてみませんか?
(文:サヅカ[編集部])
国土地理院地形図「根川山」標高32メートル
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=344258&l=1374120
国土地理院地形図「天保山」標高4.5メートル
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=343929&l=1352558






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