興味津々

興味津々・No.040

2009年01月30日 金曜日
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やかんもう半月も前になるが、NHKテレビで「白山・四季の物語」が放映された。見応えのある内容だった。山麓に住む大乗さんは、東京で暮らし、ご主人が亡くなったことを機会に郷里に帰られた女性である。彼女は子どもの頃、親と一緒して山菜を採った経験を持っていて、それは数十年を経た今も生きている▼あのあたりに自生している筈だと、狙いを定めて、ずかずかと山に分け入る行動は、見ていて惚れ惚れするものがあった。若い頃の写真が映されて、へぇーという感じはあったが、それもまた愉しかった▼彼女は、山菜を採る際に全部を採らないで、次の年に芽が出るように残しておく。親の教えとのこと。昔の人は、よく分かっていたのである。マグロやイワシの資源枯渇がいわれているが、現世代のエゴイズムのために資源枯渇を招くのは「世代間倫理」に反していることで、この視点から現代社会を掘り下げると、いろいろな問題に通じていることが分かる▼化石エネルギーを多消費していることも、ゴミ社会であることも、どれも現世代のエゴイズムがそれを生んでいるのである▼映し出される白山の高山植物は美しかった。白山には250種類以上の高山植物が自生していて、ハクサンイチゲなど白山と名のつく花が18種類もあるという。見たいなぁ、と思ったが6月にならないと花は咲かない。そこで番組では、白山をガイドする乾さんが登場して、白山登山をガイドしてくれた。とても適切なガイドだった▼乾さんは、加賀禅定道という白山登山の古道を選んだ。修験者たちが歩いた道である。天地室跡は、その名残りである。ブナの原生林、白四丈の滝もよくて、この夏、登ろうかと思ったが、たいがい忙しさにかまけて足が遠くなるのが常である。だめだなぁ、と言い聞かせつつ番組を最後まで見たのだった▼若い頃に、後立山連峰の縦走を行い、烏帽子岳から野口五郎岳、三又蓮華岳、雲の平へと入ったことがある。池沼、お花畑の素晴らしさは、数十年を経た今も脳裏に焼きついている。もう雲の平はムリだろうな、と思う。けれども自ら歩かなければいけない場所を持っている自分を誇らしく思える▼スキーの三浦さんは70歳になってからエヴェレストに登った。年だというのは理由にならない。▼ようし!この夏、がんばって白山にのぼろうかな。

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