特撰こだわりブログ

ミツバチのささやき

2008年07月23日 水曜日

自分紹介

2002年の春のことでした。友人の養蜂家から霞ヶ関にいるから遊びに来ないかと電話があり、盛岡が拠点の彼がなぜ霞ヶ関に?と訝しく思いつつ向った先は皇居前のビルの7階の屋上。
そこにずらりと巣箱が並んでいました。
その巣箱の一つから取り出された巣枠に指を突っ込んでハチミツを舐めた瞬間に世界がはじけたような気がしました。
花の香りが鼻腔を満たし、はかないような、それでいて力強い生命を感じさせる甘さが舌の上でとろけていったのです。

以来、虫は大の苦手だったのにミツバチだけは、かわいい・・・と見とれてしまうようになりました。
覚えられなかった樹木の名前が覚えられるようになりました。
そして、花とミツバチの向こうに広がる自然界を舌で感じる楽しさと面白さを知りました。
ハチミツは、食を通して花も、虫も、人も、大きな自然の環の中にいることを感じさせてくれるユニークな食材です。
ハチミツは、まるでワインのように「養蜂家が巣箱を運んだその土地の風景の数だけ、味の種類がある」といわれます。
地域づくりのお手伝いを各地でするたびに、風土に培われた地域の独自性がつながりあって、日本という文化を形づくっていると感じさせてくれます。
まさに土地の風景の数だけ、土に根ざした暮らしがあるのです。

日本各地の風土を尊重した地域づくりをめざして立ち上げたNPOローカル・ジャンクション21の活動の一つとして、ミツバチやハチミツを地域づくりや食育、環境学習に活用してみたいと2005年8月に「東京はちみつクラブ」を立ち上げ、「みつばちプロジェクト」のブログはそれに先立つこと4ヶ月、2005年4月から始めました。そして、「ワインのようにハチミツを楽しもう」というテイスティングのセミナーや、蜜源を探る「ハニーウォーク」などを企画し、実施してきました。
2009年3月からは、国分寺をフィールドにミツバチの視点から環境を捉えなおす活動を始めました。2010年1月から、東京はちみつクラブあらため「みつばち百花」として、蜜源・花粉源植物を増やそう!という活動を中心に展開しています。

風土に育まれる植物があり、受粉の役割をするミツバチたちのような生き物がいて、野山は成り立ち、人の営みが持続可能なものになります。
ミツバチは花から蜜や花粉をもらうと同時に花を再生させており、いわば循環のシンボルともいえます。
ミツバチが教えてくれる花と虫の関係、自然の面白さなどを伝えながら、人と人、人と自然をつないでいきたいと思います。

りんご園での巣箱を設置
写真/りんご園での巣箱を設置

ハニーウォーク ハニーウォーク
写真/ハニーウォーク in 国分寺&代々木公園

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