特集

Ms建築設計事務所の緑のカーテン

2008年07月20日 日曜日

プランターボックスは、手作りの木の箱。

Jパネルを利用した手作りプランター
Jパネルを利用した手作りプランター

ゴーヤによる緑のカーテンづくりは、春に始まります。4月中旬、ゴーヤの苗を買い、5月の連休前、4月の末日頃に植えます。ゴーヤの場合は“連休前に植える”、ここが大切なポイントです。次にゴーヤを植えるプランターボックス。これはもちろんプラスチックでもいいのですが、わが事務所の場合は、Jパネル(プランターボックスということで2層の杉パネルを利用)を1枚(5,000円位です)使って所員自らが組み立てた、手作りの木の箱を用いています。そこに腐葉土を10袋(20L入)ほど入れて垂直にネットを張れば、準備はOK。大事に苗を植えていきます。

実が獲れるからこそ、大切なメンテナンス。

ゴーヤは黄色い花をつけます。蝶やミツバチも訪れ始め、その優しい姿を緑の中に映します。

ゴーヤは黄色い花をつけます。蝶やミツバチも訪れ始め、その優しい姿を緑の中に映します。
ひと夏で100本以上収穫できるというゴーヤ。まだ初々しい薄白い緑色は、これからその色を濃くし、やがて食卓へ。

ひと夏で100本以上収穫できるというゴーヤ。まだ初々しい薄白い緑色は、これからその色を濃くし、やがて食卓へ。

ゴーヤは実のなる植物ですから、日々のメンテナンスが欠かせません。毎日水を絶やさず、また、一週間に1度程度は、根から少し離したところに栄養液を入れてあげます。蔦が上に絡まっていくように、紐でつないでやることも忘れてはなりません。私が出張で1~2日事務所を不在にして戻ると、葉がタレっとして元気がない。そんな時には所員に「コラ!」と“カツ”を入れた後、私は急いで水遣りへと庭に向かいます。
こうして日々愛情を込めて育て約2ヶ月、ネットをつたい伸びていくゴーヤは4mくらいまで高さを伸ばすとともに、黄色い花にはミツバチが訪れ、盛んに受粉をしていきます。そして窓一面を若草色に染め上げ迎えた7月始め、いよいよゴーヤの収穫です。今年植えた苗は、2種類のゴーヤを合計13株。例年から言えば、それから1ヶ月の間で、100本以上のゴーヤを獲ることができます。

後の始末もきちんと。そして、来年もまた。

ゴーヤを収穫する三澤さん

ゴーヤを収穫する三澤さん
収穫したてのゴーヤたち。

収穫したてのゴーヤたち。

さて、ゴーヤの収穫が盛んになるとは逆に、季節は徐々に夏から秋へと向かっていきます。ゴーヤの葉は黄味を帯びながら、表皮からハツラツとした元気が薄れつつ、植物から落葉へとその姿を変えていきます。来年もまた緑のカーテンの恩恵を授かるためには、後の始末もきちんと行わなくてはなりません。ネットからは葉をきれいに引き取り、木の箱(プランターボックス)の中を張り巡り埋め尽くされた毛根は、篩いのようにしながら丁寧に取り除いていきます。こうして片付ける落葉は、ビニール袋(40L)に3袋分。生長を楽しみ、小さな涼の誕生を感じ、旬の有り様を意識し、日々酷使する我々の目を休ませ、収穫のうれしさともぎたての美味しさを心に刻む──片付けを終えながら想像されるのはいつも、来年の春、ソソクサとまた、ゴーヤの苗を買いに走る私の姿です。

いただきました!三澤さんの一言クッキングアドバイス。

ゴーヤのサラダ

ゴーヤのサラダ
ゴーヤの豚肉炒め

ゴーヤの豚肉炒め

「まずは、ゴーヤのサラダ。ゴーヤだけでは物足りません。パプリカ、セロリ、しょうがなどを合わせて、軽く塩コショウで味付けし、マヨネーズなどはお好みで食します。サラダ用は、舌ざわりもあり、できるだけ細切りにすることです。ゴーヤの豚肉炒めは、まずオリーブオイル大さじ4杯にタカの爪、ニンニクを少し焦げるまで焼いてから、強火で炒めます。夏バテにはこれです」

三澤康彦

1953年、大阪府生まれ。建築家。1985年、Ms建築設計事務所を三澤文子氏と設立。国内の林産地を調べ、地域材を生かす木の家を各地で展開。1996年には、阪神大震災で倒壊した木造の調査・研究・開発を行なう木構造住宅研究所を開設。2007年末、民家型工法をスタンダード住宅にする画期的な新システム「MOK Standard」を発表。

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  1. ET生さんからのコメント

    2008/7/24(木)05:22

    ヘチマをやりたいと思っているけど、誰か教えてください。

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