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世界遺産ではないけれど、 ぼくは讃岐遺産だと思う。

2008年07月29日 火曜日
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ベーハ小屋

讃岐(香川)から「ShopMasterのひとりごと」を発信する菅徹夫さんは、ベーハ小屋は讃岐の風景の一つだといいます。讃岐の風景は、このベーハ小屋とため池とおにぎり山だというのです。ため池とおにぎり山は分かるとして、ベーハ小屋と聞いて分かる人はまずいません。ベーハ小屋は、煙草の葉の乾燥庫です。屋根のカタチが特徴的なので一度見ると忘れられません。

讃岐の風景

休みの日になると、菅さんは讃岐中のベーハ小屋を写真に収めようと走り回っていますが、これを国内外で追っている写真家(北田英治/2005年10月に「ベーハ小屋」の展覧会も開かれています)がいます。建築家・秋山東一さんもベーハ小屋大好き人間の一人です。農業用の施設は、町場のバラックと違ってすぐに朽ちてしまったり、撤去されたりして、早く写真に収めておかないと機会を逸するということもあって、菅さんの地元の三豊市・観音寺市では「ベーハ小屋研究会」が設立されました。

ベーハ小屋を知ってますか?

(特撰こだわりブログ:「讃岐の原風景」より)

ベーハ小屋は、讃岐だけにあるわけではありません。煙草の葉には、黄色種、在来種、オリエント種の3種類があって、このうち黄色種だけは釜で熱を加え人工乾燥する必要があり、ベーハ小屋を必要としています。ほかのものは自然乾燥(天日乾燥)で行います。黄色種はアメリカ バージニア州原産のもので通称「米葉(米国の葉)」と呼ばれていたことから、ベーハ(米葉)小屋と名づけられていますが、結構、この品種は日本中でつくられています。ということは、各地にもっとベーハ小屋が残っていていいのですが、讃岐ほどには残っていません。というわけで、ベーハ小屋は讃岐遺産なのです。

一面の煙草の葉畑

一面の煙草の葉畑

収穫された煙草の葉

収穫された煙草の葉

ベーハ小屋ベーハ小屋

ベーハ小屋

いろいろ調べて行くと、中国雲南省にベーハ小屋がたくさんあることが、東海大学鳥飼行博研究室の調査で分かりました。
(写真/東海大学鳥飼行博研究室 http://www.geocities.jp/torikai007/china/yunnan2004tabaco.htmlより引用)

あまりに似ているので驚きましたが、雲南省のベーハ小屋は日干しレンガで造った細長い建物です。讃岐のものは木造です。日本で各地にベーハ小屋が建てられたのは昭和10年前後とされています。当時の日本経済圏であった、台湾・朝鮮半島にも広がったといわれています。
昨今、煙草は敵視され1,000円になるという話ですが、愛煙家は1,000円になったら止めると言っており、いっそ2,000円にしてもらった方が諦めがつく、と言っております。煙草それ自体が消え行く中で、ベーハ小屋の運命はどうなのるでしょうか? これが一つの歴史的建造物であることは確かです。

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  1. ShopMasterさんからのコメント

    2008/7/31(木)18:10

    tamaさん ありがとうございます。
    > webの世界は、無秩序に膨張しているかに思えていましたが、実はつながるところにはつながるようになっているのね。
    ハイ、同感です。「類は友を呼ぶ」と言いますし・・・同じような価値観を持った人達の集合が大きな力を持てるようになると良いと思います。

  2. ShopMasterさんからのコメント

    2008/7/31(木)18:07

    カズさん ありがとうございます。
    讃岐舎の施工エリアはは香川県と愛媛県東部の一部地域だけです。残念ながら岡山は無理なのです。
    このエリアで現在30数棟が点在しています・・・
    ベーハ小屋を追い越すのが目標です。(笑)

  3. tamaさんからのコメント

    2008/7/31(木)01:33

    以前、大阪のJJ研でお会いしました、岡山のtamaです。
    そのときも既に、HP.はお気に入りに入っていたのですが、今回もまたブログ、お気に入りにすでに入っていましたねぇー
    webの世界は、無秩序に膨張しているかに思えていましたが、実はつながるところにはつながるようになっているのね。
    などと、ひとり感動していたりして

    「讃岐舎」のコンセプト、これからの家づくりが向かう方向であってほしいですよね。

  4. カズさんからのコメント

    2008/7/30(水)21:34

    讃岐舎ですか。ステキですね。この家は、讃岐以外でも建てられるのですか? 瀬戸内海を隔てた岡山でも似合いそうですが・・・。

  5. ShopMasterさんからのコメント

    2008/7/30(水)20:14

    カズさん コメントありがとうございます。
    オシャレに蘇らせたいですね、ベーハ小屋。たとえばうどん屋さん、たとえばカフェ・・・
    実物をそのまま再利用して蘇らせる方法はもちろんですが、その形態を「記憶」として新たな建物に付加していくのも一つの方法ではないかと私は思っています。その一つの実験的回答が「讃岐舎(さぬきのいえ)」です。よろしかったら覗いてみてください・・・
    http://www.sanuki-ie.com/sanukisya-concept.htm

  6. カズですさんからのコメント

    2008/7/30(水)03:10

    こんな建物があるとは知りませんでした。しかも、日本中に。ニューヨークの旧い鉄骨の倉庫は、お洒落によみがえりました。ベーハ小屋は、どんな活かし方があるのか、所有者があることであり、農家にあるので倉代わりにというところでしょうが、もう少し何かありませんかねー。

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